今日は、来月の宮古島旅行で泊まる民宿を予約しました。「津嘉山荘」という、美ら島物語でも紹介されている名物民宿です。
○美ら島物語 沖縄の宿「津嘉山荘(つかやま)」
○コラム美味しいを訪ねる by さとなお
http://www.churashima.net/gourmet/satonao/02/index.html
通常、この手の民宿を予約する場合、直接民宿に電話して予約するか、或いは民宿が開設しているホームページから予約フォームまたはメールでオンライン予約するものですが、津嘉山荘は「オゴエ!コンシェルジュ」なる旅行会社でも取り扱っているようで、今回はそこから電話で予約する事にしました。時期が時期だけに、津嘉山荘に直接電話しても満室で断られる可能性があったからです。ある程度の手数料を払ってでも、旅行会社に予約やキャンセル待ちを依頼する方が何かと確実ですし、場合によっては旅行会社が空室を押さえている可能性もあります。
で、予約は恙無く完了したのですが、問題は連絡先のメールアドレスを伝達する時に起こりました。私は、電話口が旅行会社の人という事で、何の配慮もなくメールアドレスのドメイン以前をフォネティックコードで読み下したのですが、相手がそれを全然聞き取れていなかったのです。自分の発したフォネティックコードが間違っていない事を確認しつつ、再度フォネティックコードで読み下しましたが、やはり相手には伝わっていない様子です。私は、思わず「失礼ですけど、旅行会社の方ですよね?」と聞いてしまいました。まぁ、最終的には何とか通じたのでよしとしますが。
フォネティックコードとは、アルファベットを相手に確実に伝達する為に、そのアルファベットを頭文字に持つ単語に言い換えたものです。例えば、このアカウントのMayFieldであれば、
- Mike
- Able
- York
- Fox
- Item
- Easy
- Love
- Dog
となります。基本的に、この種のコード類や氏名などの読み下しで、大文字と小文字とが混在するという事はありませんから、特に大文字と小文字との区別はありませんし、実務上区別しなくても殆ど困りません。
さて、上記の表を見て「あれっ、これって間違ってない?」と思った人もいる事でしょう。それは、航空無線やアマチュア無線などでフォネティックコードを使っている人です。上記のフォネティックコードはあくまでも日本の旅行業界*1で使われているものであり、ICAOなどで指定されているフォネティックコードとは異なります。一応、私も空ヲタの端くれとしてICAO方式のフォネティックコードも覚えてはいますが、こちらは滅多に使う事がない為、たまに忘れてしまう事もあります。
両者のフォネティックコードを比較するには、以下のサイトを参照して下さい。私も、このサイトでフォネティックコードを覚えました。
○和文通話表
http://www.ss.iij4u.or.jp/~ana/phonetic.htm
両者でフォネティックコードが同じになるアルファベットが、
- Charlie
- Mike
- Oscar
- Whiskey
- X ray
の5つだという事は、知ってても知らなくてもいい豆知識です。但し、剰りにもマイナーなので、トリビアの泉に投稿してもボツを食らう事必至です。
で、何故私がこんなものを使うのかというと、必要に迫られてです。以前、座席指定の変更でJGC国内線予約*2に電話した所、何と「81のAble、Charlie、How、King」といった感じで、フォネティックコードをそのまま読み下されてしまったのです。当時、ピッカピカのJGC1年生だった私は、「そうか、JGCたる者フォネティックコードくらい使えて当然なのか」と変な勘違いをし、以降フォネティックコードの猛勉強に励んだのでした。勿論、実際には普通にアルファベットのまま発音してくれる人の方が圧倒的大多数ですので、フォネティックコードなんか使えなくてもJGCでいられるのですが。
そして、現在では旅行会社への電話は殆どフォネティックコードで通話しています。慣れてしまえば、こちらの方が確実に伝わるので、言い直す手間がなくなるからです。しかし、習慣というのは恐ろしいもので、最近では日常会話にまでフォネティックコードを使ってしまうケースもありました。当然、相手にフォネティックコードなど通じるはずもないのですが、そういう時に0.5秒で「じゃあ覚えろ」とか言い出しそうなのが、私の傲慢さなのでしょう。
【2005-06-25 追記】
本日の出没!アド街ック天国「沖縄・宮古島」にて、この津嘉山荘が12位にランクインしていました。まぁ、確かに種々のガイドブックに出てくる民宿ではありますが、アド街ック高感度30人委員会の趣味嗜好が何となく見えてくるような気がします。別に、センスが悪いと言っているのではありませんが、何となく「ベタやなぁ」と。それを普通に放送出来るのが、テレビ東京の魅力なんでしょうけどね。