五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

エコノミークラス症候群の実態調査へ

 もう1つ、航空ネタで刻んでおきます。

○「エコノミークラス症候群」、体験者に調査協力呼びかけ

http://www.asahi.com/health/news/TKY200512020261.html

 要は、エコノミークラス症候群の調査です。この「ロングフライト血栓症」というのは、今回の調査主体である日本旅行医学会が提唱したものなのですが、言い換え語の多分に漏れず、全然世間に普及していません。今頃、宮武外骨先生が草葉の陰で「また立派な名前に言い改めやがって……」と歯軋りしている事でしょう。
 で、エコノミークラス症候群を減らす為にはどうすればいいかという事なんですが、これは実に簡単な事です。一刻も早く、ラウンジや機内でのアルコール提供を中止すべきです。これだけで、エコノミークラス症候群の発生率は大幅に低下します。特に重要なのは1番で、ラウンジでも機内でもビールやワインをガバガバ飲むようなアル中を航空機から駆逐するだけでも、航空会社がエコノミークラス症候群に悩まされる事はずっと少なくなります。せめて、提供するにしても有料化してしまえば、アルコール消費量は大幅に減る事でしょう。
 アルコールの提供を中止すれば、

  1. エコノミークラス症候群の発生率低下
  2. 航空会社のコスト大幅削減
  3. 中長期的な国民の健康水準向上

 と、いい事尽くめです。機内エクササイズのビデオを流す暇があるんだったら、とっとと乗客向けの禁酒教育を進めるべきです。少なくとも、機内においてはアルコールなど百害あって一利なしなのですから。
 ここで、「アルコールの提供を中止すると乗客からクレームが付けられる」と心配する向きもありますが、それは杞憂です。何せ、つい10年前までは何処の航空会社もやっていなかったような機内全面禁煙が、今ではグローバルスタンダードになっています。しかも、国内線だけでなく長距離国際線でも一律に全面禁煙とする航空会社が殆どなのですから、いい時代になったものです。要するに、たったの12時間くらい飲酒も我慢できないようなアル中は飛行機に乗るなって事ですね。ニコ中の連中が10年間で辿ってきた道を、これからはアル中の連中が歩む番です。