五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

意外と高い中高年女性のHIV感染リスク

 もう1本、MedWaveからです。

○【日本エイズ学会速報】軽視されがちな中高年女性のHIV感染、夫やパートナーの感染・発症で発覚が大半

http://medwave.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=0/mdps/416846

 14例中8例という数字が、果たして疫学的に優位であるのかどうかは不明ですが、中高年になっても、男は決して信用できないって事なんでしょうね。一体、何処でHIVに感染してくるのか知れたものではありませんが、逆に言えばHIVのリスクなんてそこかしこに転がっているのであって、コンドームの使用有無に関わらず、セックスする以上HIV感染の覚悟は常に持っておくべきなんでしょうね。それが厭なら、最初からセックスレスになっておけ、と。
 しかし、この記事において「中高年」とされる年齢が何処からなのかが気になる所でしたが、本文中の表記に拠れば、この記事における「中高年」は50歳以上の事を指すようですね。これって、世間一般の認識からはかなり懸け離れているような気もするのですが、少なくとも医療関係者にとっては、40代までは「中年」とは見なさないという事なのでしょう。まぁ、「女の性欲は墓場まで」とも言いますし、日本人女性の平均寿命からすれば、月経のある期間と閉経後の期間とはほぼ同じくらいなのですから、閉経後こそ本当のセックスライフを楽しむ期間であるという説には、耳を傾けるべきものがあります。
 でも、三砂ちづる先生は、「70代でも80代でも月経が来る事もある」とか言ってたなぁ(;´Д`)

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)

オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す (光文社新書)

 本当かどうかは知りませんが(;´∀`)

 ここからは、完全な脱線話です。今までも全部脱線話かも知れませんが、どうせここはブロハラなんですから(゚ε゚)キニシナイ!!
 上記記事において、中高年女性のHIV感染リスクが高くなる理由につき、こんなものが挙げられていました。

(3)閉経後であるため避妊の必要性がないとの本人の認識、あるいは夫やパートナーの勃起維持を優先させる意識からコンドームを使用しない

 前段は兎も角、後段って本当ですかね。私の経験上、射精前の勃起維持はコンドームを使用した方が容易なんですが。というのも、陰茎がコンドームによって締め付けられる為、一度勃起してしまえば陰茎の充血が維持されるからです。その代わり、射精後の無反応期においては、コンドームの内圧が容赦なく陰茎を萎縮させる為、コンドームを使用しない時よりも勃起維持が困難になります。要するに、コンドームを使用すると連荘が困難になるという事なんですが、正しいコンドームの用法は「射精したら即座に陰茎を抜去し、精液が漏れるのを防ぐ」ですから、連荘が困難になるのは寧ろコンドームの用法に適った仕様だと言うべきです。
 話を勃起維持に戻しますが、コンドームの内圧によって勃起維持できなくなるようであれば、それは最早コンドーム云々以前に勃起力の問題であり、夫婦揃ってED外来でも受けておくべきです。その程度の勃起力では、セックスを完遂する事すらままならないでしょうから、生本番するだけ労力の無駄ですね。あわよくば挿入に成功したとして、中折れするのが関の山です。これでは、パートナーの性的不満が募る一方で、夫婦仲の破綻や浮気・不倫といった事態に発展する事となり、当然ながらその分女性のHIV感染リスクも高まります。パートナーの浮気を云々するのであれば、先ずはパートナーを性的に満足させる事ですね。
 ……と、書けば書くほど天唾になってしまいますね。それが、ブロハラクオリティ。