今日の最後に、こんなネタを。
○日本国民全員にプログラマになってほしい
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060206/228653/
要は1億総プログラマー化計画って事なんでしょうが、ツールを無償提供するだけでは無理でしょうね。ソフトウエア開発で使い物になるプログラマーの育成には、開発ツールの配布よりも創造力の教育の方が重要です。
クイズは創造力〈理論篇〉ウルトラクイズの「傾向と対策」を学問する (センチュリープレス)
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誰かが仕様書を用意してくれるのでもない個人レベルのプログラミングであれば、基本設計(或いは要件定義)からテストまでを自力でこなす必要があります。ここで物を言うのは、一から筋道立てて仕様を構築できる創造力です。極端な話、詳細設計さえカッチリ出来ていれば、プログラミングなんてのは詳細設計書の自然言語をソースコードに翻訳するだけです。自然言語同士の翻訳よりも簡単ですから、小学生にだって十分可能でしょう。
そういう意味で、真にソフトウェア開発技術者を育成しようとするのであれば、マイクロソフトが無償配布すべきは開発ツールよりも寧ろペンシルパズルの本ですね。例えば、こんなのとか。
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