五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

子供を連れ旅行というエゴイズム

 さっぽろ雪まつりさとらんど会場から帰ってきました。土曜日という事もあってか、会場は物凄い混雑で、屋内の休憩所は身動きも取れない程でした。まぁ、一歩外に出れば氷点下5度の雪原を風が吹き抜けていますから、屋内に避難したくもなりますね。
 さて、そんなさとらんど会場なんですが、真駒内会場の代替という性質上、巨大迷路や滑り台といった子供向けアトラクションが数多くあり、当然ながら観覧客も子供連れの比率が非常に高くなっています。しかし、子供向けのアトラクションがあるという事は、必ずしも子供がさとらんど会場に行きたがるという事を意味するのではなく、会場の内外では飽きたり寒がったりする子供が数多くいました。特に、帰りのシャトルバス車内は、飽き・寒さ・疲れのジェットストリームアタックにノックアウトされた子供達の阿鼻叫喚が繰り広げられ、地獄絵図さながらでした。
 まぁ、他人の子供が泣いていると五月蝿く聞こえるというのは本当なんですが、私が本当に辟易したのは、泣き喚く子供をヒステリックに叱り飛ばす親の方です。特に、新道東駅行きシャトルバスで乗り合わせた東京からの観光客には、流石の私もその場で殴り付けようかと思ったくらいです。勿論、殴る相手は親子両方です。
 当たり前ですが、3歳や4歳の子供が自らさっぽろ雪まつりに来たがるはずはありません。わざわざ真冬の札幌などという酷寒地に子供を連れてきたのも親ならば、その中でも特に酷寒地であろうさとらんどに子供を連れてきたのも親です。そういう意味で、疲労困憊の子供が泣き出すのは当然であり、その事について親が子供を叱る資格などありません。雪国向けに重装備した大の大人ですら思わず屋内に避難したくなるようなさとらんどにおいて、子供達に30分も1時間も滑り台や巨大迷路の順番待ちをさせてみれば、どういう事態になるかは火を見るよりも明らかです。
 取り敢えず、JAL1013便の団体旅客用バゲージタグを鞄に付けっ放しだったオッサン、自覚があるんだったら少しは反省するように。周囲の旅客から見れば、ヒステリックに子供を叱り飛ばすアンタが一番迷惑だったという事を考えて欲しいものです。少なくとも、子供が酷寒を黙って耐えられるようになるまでの間、さっぽろ雪まつりの観覧は自粛すべきでしょう。どうしても見に行きたいというのであれば、実家の両親に子供を預けてからですね。