五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

スターフライヤー関空線が就航

 結局、今回も初日には乗りに行けませんでしたが。

スターフライヤー、羽田―関空線が初就航

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 先週は多忙だった為、ニュース番組等における報道を目にする事が出来ませんでした。しかし、そんな中でも非常に疑わしかったのが、この部分です。

 第1便は関西国際空港を定刻の8時15分に出発、羽田空港に9時20分に到着した。

 新北九州空港開港直後にド派手な遅延祭りをやらかしたスターフライヤーが、関空就航初日で定時運航を確保していたとしたら、これは天変地異の前兆大いなる進歩です。では、実際はどうだったのかというと……

  • 東京(羽田)→大阪(関西)
    1. 7G021 10:1510:24 → 11:3011:49
    2. 7G025 13:4513:55 → 15:0015:23
    3. 7G027 17:3517:55 → 18:5019:08
    4. 7G029 21:4522:03 → 23:0023:06
  • 大阪(関西)→東京(羽田)
    1. 7G020 08:1508:18 → 09:2009:33
    2. 7G022 12:1012:28 → 13:1513:36
    3. 7G026 15:4016:02 → 16:4517:12
    4. 7G028 19:3019:48 → 20:3521:08

 13分遅れだろ!(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━┻
 航空機の場合、15分以内の遅れは定時運航と見なされますから、SFJ20便はギリギリ定時運航の範囲内です。しかし、それ以外の7便を見てみると、SFJ28便の33分遅れ(到着)を筆頭に、軒並み出発や到着が15分以上遅延している有様で、関空就航初日からスタフラ遅延祭り開催という、実に不名誉なスタートになってしまいました。2日目以降、少しは遅延体質も改善されているようですが、唯でさえ羽田空港で沖止めになりやすいスターフライヤーが、更に到着遅延なんて事になると、いよいよJALANAだけでなくN700系に対する優位性まで完全に失われてしまいます。それとも、何分遅延するとも分からない状況で乗客をヤキモキさせるのが「他社とはひと味違うサービス」なんですかね。
 因みに、JR和歌山駅を18:51に出発するスーパーくろしお32号に乗車すると、新大阪駅での乗り継ぎ時間に20分の余裕を取っても、のぞみ98号で22:46には東京駅に到着してしまいます。ウェブサイト上の「到着時刻」とはあくまでも着陸時刻であり、ドアオープン時刻は早くても10分後になりますから、到着口までの移動時間を考えると、昨日のSFJ28便から乗り継げる羽田空港発の電車は、早くても21:35頃になってしまいます。こうなると、東京駅への到着時刻では新幹線利用時と30分も変わらない事になり、和歌山駅出発時刻の差を考えれば新幹線の方が早く東京駅に着く事になってしまいます。JALANAならば、それでもマイル目当てに乗ってくれる旅客が少なからず存在しますが、STAR LINKの使い勝手が悪いスターフライヤーでは、そんな旅客も期待できません。強いて何かを目当てにすると言えば、これでしょうか。

ザ・プレミアム・モルツが無料で飲める、という非常識。

http://www.starflyer.jp/kansai/service04.html

 一方その頃、スターフライヤーのお膝元である福岡県では……

○飲酒運転で初の懲戒免職=福岡市

http://symy.jp/qDtBウェブ魚拓+ウェブ精米)

 非常識なのは、このタイミングでアルコールの無償提供に踏み切ったスターフライヤーの倫理観です。旅客の需要は読めなくても、せめて空気くらいは読んで欲しいものです。



 なお、この記事を書くに当たっては、以下のサイトから発着案内の実績を引用いたしました。

○出発も到着も全便遅延(関空線)する、という非常識 - 言いたい放題 許してね(スターフライヤー) - Yahoo!ジオシティーズ

http://geocities.yahoo.co.jp/gl/taka741113/view/20070915/1189796909

 同一ページでなくても構いませんが、せめて1ヶ月くらいは発着状況を閲覧できるようにすべきだと思うんですけどね。