五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

抓る女

 その女は、有楽町駅で京浜東北線南行電車に乗ってきました。例によって、私は積み残しスレスレでの乗車だったのですが、何とその女、電車に乗れないと見るや、ドアが閉まる刹那、私の左腕を思いっ切り抓ってきたのです。抓られるなどという事態を想定していなかった私は、思わず腕を引っ込め、背を丸めてしまいました。その女は、私が怯んだ隙を見逃さず、私を押し退けて車内に潜り込んでいました。
 幸いにして、私の左足だけは車内に残ったままだったので、ここからドアをこじ開け、何とか私も車内に復帰しました。私を抓った女は、相変わらず車内で私を睨んでいます。別に、私は身に何の覚えもないのですが、思わず睨み返してしまいました。
 そして、新橋駅に到着するや否や、その女は文字通り私を蹴飛ばして、日比谷口への降車階段を駆け下りていきました。これには私も思わずカチンと来ましたが、今日は午前から会議が入っていた為、諦めて客先に出向く事にしましたが、もし何の予定も入っていなければ、この女を取っ捕まえて、車内迷惑行為で警察に突き出していた事でしょう。まぁ、その前にボコってしまう危険性の方が高いんですけどね。



 私は、自分自身が車内迷惑行為ボーダーライン上の座る技術を使っているのに(或いは使っているからこそなのか)、他人の車内迷惑行為、特に場所取りに関する攻撃には非常に不寛容です。まだ、座る技術の範疇であれば、相手がどんな卑怯な手段を使ってきても、自分自身で防御しきる自信はありますが、着席を伴わない明確な物理攻撃ともなれば話は別です。私は、こういう不逞な連中の乗車は、出来る限り実力行使で阻止します。実際、ドアが閉まり始めてから乗ってきた乗客を、私は何回も弾き出す事に成功しています。
 座る技術の応用には、「座らせない技術」「乗せない技術」「追い出す技術」なんてのがあります。勿論、とある書籍*1で蔓延っている生易しい「座る技術」などではなく、混雑路線でも実用に値する本物の座る技術からでないと、上記の技術には辿り着きません。当然、車内迷惑行為ボーダーライン上(或いは明白な車内迷惑行為)ですから、一般人にはお薦めできません。人心を捨て、地獄への獣道を歩み始めた修羅どもにのみ実践できる技術です。
 本来は、こういう技術を使う私は、他人が仕掛けてくる別途の攻撃に反撃こそすれ、非難する資格などありません。しかし、私は平気で他人(というよりも他の権威)に縋ります。自分が普段やっている事を他人にやられたら直ぐに公権力に訴えるなど、ダブルスタンダードの最たるものですが、座る技術に限らず、私はこの種のダブルスタンダードを当たり前のように行使します。それが、ブロハラクオリティ。

*1:

通勤電車で座る技術!

通勤電車で座る技術!