五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

駒大苫小牧の優勝取り消さず、秋季大会参加もOK

 はい、またも高野連に大きな汚点が残りました。

駒大苫小牧 Vは取り消さず

http://www.daily.co.jp/newsflash/2005/08/27/185019.shtml

 あほくさ。以上、終わり。
 え? だめなの?
 あそ。
 結局、高野連は個人(部員)と組織(野球部)との区別が付いていないんですよ。優勝取り消しや対外試合禁止は、あくまでも組織に対する処分です。一方、出場禁止や謹慎処分は、個人に対する処分です。今回の場合、問題となったのは暴力事件の隠蔽なのですから、処分されるべきは部員ではなく野球部そのものであるのは当然であり、その結論として優勝取り消しや対外試合禁止という処分が下されるのも当然です。

「部員が直接、不祥事に関係しているわけではない」(田名部和裕参事)

 ……って、ねぇ。過去の「連帯責任時代」への反省からか、組織に対する処罰を過度に忌避しているように見えてしまいます。まぁ、朝日新聞自体がアジア・太平洋戦争の敗戦で綺麗なまでのコペ転を見せていますから、高野連もそれに従ったまでなのかも知れませんが、これでは「大会終了まで不祥事を隠せばセーフなのか」と非難されて当然です。
 とは言え、暴力事件やその隠蔽という事実そのものがなくなったのではありませんから、世間の目は駒大苫小牧に厳しく当たり続ける事でしょう。当然、駒大苫小牧野球部やその部員に対しても、「暴力事件を起こしておきながらのうのうと甲子園に出続けた連中」という評価が下され続ける事でしょうし、駒大苫小牧の生徒や職員が外を歩けないような視線を全国から向けられる事でしょう。しかも、悪い事に駒大苫小牧高野連も優勝という既成事実に拘泥したばかりに、駒大苫小牧が汚名返上する機会を永久に奪ってしまいました。
 残る期待は、駒大苫小牧の野球部員一人一人が、自主的に優勝旗の返納を訴え出る事ですが、身内の暴力事件に黙りを決め込む性根ですから、優勝旗返納の「へ」の字も出てこない事でしょうね。っていうか、優勝旗返納を言い出す気概があるなら、最初から甲子園出場を辞退していますね。それが、苫小牧クオリティ。



 ところで、今回の隠蔽事件で、2ちゃんねるニュース速報+板に秀逸な解決策が投稿されていました。

147 名前: 名無しさん@6周年 投稿日: 2005/08/27(土) 20:20:06 id:Ssf4fk5a0
 優勝旗は返還し、前年度の優勝校がもう1年預かるという案でどうだろうか。

 あら、お見事。ザッツ元の鞘。