五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

東京麺通団開店2周年

MayField2005-09-22

 今日は、東京麺通団が開店2周年との事でうどん全品無料サービスでした。日頃、「タダより安いものはない」と試食魔になっている私にとって、うどん無料サービスは願ってもないチャンスです。早速、仕事帰りに東京麺通団に立ち寄ってみました。

東京麺通団

http://www.mentsu-dan.com/shop/shop_tokyo.html

 残念ながら、「ねばたま」「めんたま」の2品については、総合プロデュースをしているうどん屋かっちゃん曰く「赤字で悲鳴をあげそう」との事でお休みでしたが、それ以外のうどんは小・大とも本当に無料で、パロマス氏が店頭で必死に呼び込みをしていました。
 今回は、無料であるのをいい事に、3杯もタダで食べてしまいました。その3杯とは、

  1. めんたいしょうゆ・大
  2. かまたま・小
  3. ひやたま・小

 です。最初にめんたいしょうゆを大で頼んでしまったのは失敗でしたが、それでも何とか3杯平らげました。しかし、パロマス氏曰く「本日の最高記録は16杯ですよ」との事なので、3杯如きで威張る事も恐縮する事もないようです。
 さて、肝心の味ですが、相も変わらず「讃岐風」といった感じです。確かに、東京に溢れる一般のうどん屋とは一線を画したものがありますが、これを正真正銘の讃岐うどんと言い切ったら、恐らく香川県民が黙っちゃいないでしょう。私自身、そんなに讃岐うどんを食したものでもありませんが、それでも東京麺通団よりははなまるうどんの方が讃岐うどんらしさがあるのではないかなぁというのが正直なところです。
 あくまでも、東京麺通団のうどんは、東京の人間が讃岐うどんを「翻訳」したうどんです。はなまるうどん讃岐うどんを素直に解釈して工業化したのに対して、東京麺通団讃岐うどんエスプリぶってこねくり回した感があります。麺のコシに拘る剰り、却って蒟蒻みたいな食感になってしまっているのも、そうした「翻訳」が空回りしてしまった悪例でしょう。
 とは言え、出汁の味付けやトッピング類の充実は、うどん屋かっちゃんの面目躍如といったところです。食後感はあっさりではなくもっさりなのですが、アルコール漬けになってへべれけと化している舌には、このくらいもっさり感がないと、却って物足りなくなってしまうのかも知れません。下戸どころか非飲酒者である私には理解できない世界ですが、新宿という場所柄、私のようにアルコールを口にしない真人間の方が少数派で、何某かの飲酒癖があるアル中が多数派でしょうから、こうしたもっさり系の方が儲かるのかも知れません。っていうか、うどん屋かっちゃん自身が重度のアル中でしたね。



 昨今コラムニストとして誹謗中傷の激しいうどん屋かっちゃんですが、酒やメシのヨイショ記事を書かせれば、その筆致は日本でも随一です。下手にイラクだの郵政だのに口を出すのではなく、こうした本来のフィールドを大事にする事こそ、これからのうどん屋かっちゃんが生き残る道でしょう。テロ朝だのABCだのでの罵倒芸よりも、余程うどん屋の方が固定ファン層は多いはずですよ。うどん屋かっちゃん本人がその事を好むと好まざるとは知りませんが。
 私も、本来のフィールドを見失う事がままあります。多趣味というか雑食であるが故のへべれけでしょう。取り敢えず、昔から変わらないフィールドは鉄道・航空などの交通ネタなのですから、何があっても、そこからは踏み外さないようにしたいものです。

2005-09-23 追記】
 そういえば、ヒイカの佃煮が見当たらなかったのですが、何処にあったんでしょうか。まさか、ニューオリンズの(以下略)?