五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

京都田辺硬式野球部が解散処分

 続いて、こちらもトホホなニュースです。

○少年野球特訓死でチーム解散処分…連盟初

○チーム解散 総監督除名
京田辺・特訓死で日本少年野球連盟

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005102200042&genre=C4&area=K00

 まぁ、どうせこの総監督は刑事責任なんか問われないんでしょうが、連盟としては下せる限りの処分を下したんでしょうね。それにしては、代表や監督代行が無期限謹慎で済んでいるというのは軽きに失するといった感がありますけどね。



 とは言え、私がこのニュースで最も納得できないのは、京都田辺硬式野球部の所属選手に他チームへの移籍が保障されているという事です。熱中症でチームメイトが斃れたのを見殺しにしておきながら、テメエは被害者面してヌケヌケと他チームに移籍するってんですから、とんだスポーツマンシップです。なるほど、こんな根腐れしている性根のガキが一丁前のプロ選手になっていくんですから、野球というスポーツが凋落していくのも当然です。
 こんなもの、所属選手も全員除名処分で当然です。日頃、スポーツマンシップの名の許にチーム全員が相互の不祥事に連帯責任を負い、野球部長の「暴力事件」で甲子園優勝の取り消しが議論されているというのに、練習中の死亡事故では選手全員お咎めなしだなんて、ダブルスタンダードにも程があります。駒大苫小牧の時にも書きましたが、チームと選手とは一体不可分であり、チームの不祥事は即ち選手の不祥事でもあるのです。京都田辺硬式野球部の選手各人に微塵でも良心の呵責があるのであれば、連盟京都支部の他チーム移籍斡旋を毅然と辞退し、己の野球人生にピリオドを打つべきです。それが、死亡した男子生徒へのケジメというものでしょう。
 で、こんな事を言い出すと、例によって「選手は無謀な練習を強制されただけだ」などと弁護する向きが出てくるんでしょうが、私はそうした考え方には一切与しません。選手にとってもその保護者にとっても、こんな「シゴキ」での死亡事故など自己責任の範疇です。野球界に十年一日の体育会系体質が蔓延っている事など、少しでも野球に興味関心を持っている人間であれば誰でも知っていて当然ですし、それを知らずに生半可な覚悟で少年野球の門を叩いたのだとすれば、単なる重過失でしかありません。勿論、私自身こうした体質にも何等与する所はありませんが、過酷な特訓で10人死のうが100人死のうが、私は「宜なるかな」とスルーするのみです。その都度、蜥蜴の尻尾切りの如く、現場の人間が詰め腹を切らされ、体質そのものは連綿と次世代に受け継がれていくのです。そのくらい、皆さんいい加減に学習しましょうや(;´Д`)