五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

JAL・ANAが2006年度上期ダイヤを申請

 これにて、2006年度上期の動向がほぼ確定しました。

JALグループ、4月の国内線運航ダイヤを申請

ANA 4月国内線ダイヤを申請

http://www.ana.co.jp/pr/06-0103/06-015.html

 今回のポイントを簡単にまとめると、以下の通りです。

  1. 羽田空港暫定使用枠の新規航空会社への返還
    • 始発便の繰り上げ・最終便の繰り下げ
    • 新規航空会社とのコードシェア実施
  2. 伊丹空港発着規制の強化
  3. 他社の参入・撤退への対応
    • JAL富山撤退に伴うANA富山線の提供座席数拡大
    • SKY徳島撤退に伴うJAL徳島線の増便
    • SKY札幌参入に伴うJAL札幌線の減便
  4. 地方空港の運用時間拡大に伴うナイトステイの実施・強化
    • 実施:庄内
    • 強化:富山・米子・岡山

 羽田=伊丹の利用者にはかなりインパクトが大きい機材変更ですが、全体的には余り大きな変化と呼べるものもなく、キープコンセプトと言ってもいいでしょう。
 但し、ANA=SNAのコードシェアには注意が必要です。プレスリリースの時刻を見る限り、SNAコードシェアによるANA運航便の時刻調整はなく、中には両社の運航便が5分間隔で続行するなどという非効率も見られます。ここから察するに、近い将来ANAはこれら3路線を減便ないし撤退するのでしょう。同種の減便・撤退は既にAIR DOとのコードシェアで実例がありますから、羽田=宮崎・熊本・長崎のANAユーザーは、ある程度腹を括っておいた方がよさそうですね。
 それと、昨年12月21日に言及していたJAL東京羽田=北九州線の6便化ですが、これは見事に空振りでした。どうやら、富山発着枠は返還しなくて済んだようですが、その発着枠が新北九州空港に振り分けられる事はありませんでした。まぁ、スターフライヤーがあれだけ売れ残っている所を見れば、JALがわざわざ増便する事もないでしょうね。取り敢えず、A300-600R×3+MD-90×2の5便体制が維持されただけでも御の字でしょう。とはいえ、余り利用が伸びないようであれば、ゴールデンウィーク明けの機材縮小はあり得ますけどね。正直、北九州ナイトステイ便以外はMD-90で十分でしょう。