五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

チケットレスもオンラインショッピングの1つです

 JALネタの最後はこんなのです。

JAL、国内線チケットレスサービスにて本人認証サービスを導入!

http://www.jal.com/ja/press/0000448/448.html

 よく考えてみれば、今の今までろくに本人認証らしき事をしていなかったのですから、航空会社のセキュリティ意識の低さに呆れるばかりです。ちょっとした小グループで繁忙期に旅行すれば、その航空運賃だけで軽く20万円を超える事があります。下手なパソコンよりも余程高い金額であり、加盟店によってはわざわざ電話与信を待つ事すらあります。こんな金額の決済をクレジットカード番号・有効期限というクレジットカード拾得者であれば誰でも知り得るキー項目のみで管理しようという事自体が大間違いです。
 取り敢えず、今回の本人認証サービスは国内線チケットレスサービスのみが対象となっていますが、近い内に国際線eチケットでも同様のシステムが導入される事でしょう。こちらの方が、国内線よりもなお決済金額は高くなりますから、なお本人認証の必要性は高いというべきです。一応、パスポートNo.の要求によりある程度のブロックは掛けられますが、これをセキュリティとして完璧にするには法務省との連携が必要になりますし、当然ながら個人情報漏洩のリスクも高くなります。やはり、クレジットカード会社が自区内処理可能なパスワード・暗証番号でのロックが最も現実的でしょう。
 なお、今回の本人認証サービスと同時に開始される「チケットレスギフトサービス」ですが、これもなかなか使い勝手はよさそうです。果たして、航空券の送り先が受取番号を覚えていてくれるかどうかというリスクはありますが、搭乗者本人のクレジットカードが不要になるというのは大きいでしょう。まぁ、従来の「クレジットカード持参人=本人」という前提自体、フィクション以外の何物でもないんですけどね。