五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

スカイマーク特攻隊

 もう、悠久の大義に生きちゃって下さい(つД`)

○2006年4月28日〜6月2日 ご搭乗分の運賃を届出
大人普通運賃 羽田−札幌 10,000円で販売開始

http://www.skymark.co.jp/company/press060227.html

 幾ら就航記念特価とはいえ、普通運賃で1万円っていうのはサプライズを通り越して自爆テロというべきです。一方で、神戸線では運賃体系を若干複雑化するなど、早くもスカイマーク「第二の創業」が迷走し始めているような気がします。AERAでも「IT経営」だの何だの揶揄されていましたが、本当にスカイマークが自爆してしまわないか、私は心配でなりません。羽田再拡張や成田平行滑走路延長などのイベントを3年後に控えている今、スカイマーク超新星になるのはまだ早いのです。
 JALにしろANAにしろ、バーゲン型運賃やIIT運賃で座席を投げ売りできるのは、他の運賃で十分儲けられるというだけではなく、仮に2年や3年赤字が続いても持ち堪えられるだけの体力があるからです。この点が、スカイマークスカイネットアジアといった新規航空会社との大きな違いであり、同時に大手航空会社が慢心する理由でもあるのです。赤字決算見込みのJALから一向に危機感が感じられないのも、今日明日JALが崩壊するかも知れないという覚悟がないからでしょう。そりゃあ、糸山英太郎も怒るってもんです。
 一方で、スカイマークはちょっとした失敗で会社そのものが吹っ飛びます。実際、スカイネットアジアやエア・ドゥは会社が吹っ飛んでANAの植民地と化しています。そうならない為にも、「第二の創業」と銘打つ以上、そこには微塵の揺らぎも許されないのです。「この事業方針が間違っていたら会社が滅びる」という意識を何処までスカイマーク社内でシェアできているのか、私は些か疑問でなりません。
 で、私が使うかどうかという問題ですが、恐らく使わないんじゃないかなぁと思います。これが、YOSAKOIソーラン祭りの時期まで1万円であれば、少しは考えたんですけどね。まぁ、普通にバーゲンフェアが取れるような予感もしますが。