五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

SPA!にダメ空港の烙印を押された新北九州空港

 罵詈雑言はこのくらいにして、少し航空系に話を戻します(つ´∀`)つ
 今日発売のSPA!3月7日号で、こんな特集記事が組まれていました。

○本当はいらない[ダメ空港]白書

http://spa.fusosha.co.jp/contents/06.html

 この中で、神戸空港静岡空港と並んで、目出度く新北九州空港もダメ空港の仲間入りです。記事の内容自体は大したものではありませんでしたが、漸く全国区のメディアで新北九州空港への批判が出てきたというだけでも、ここは評価に値するでしょう。流石、アンチ神戸空港の大家である田中康夫に連載させているだけの事はありますね。
 とはいえ、この記事にもツッコミポイントは色々ありまして、特に疑問符が頻発するのはその事業費に関する記述です。担当者のコメントを読むと、こんな事が書かれています。

神戸空港は関連事業を含めて約1兆円、新北九州空港は1700億円、静岡空港は1900億円……といったように、空港建設は莫大なお金が必要なプロジェクト。

 関連事業を含めるのであれば、新北九州空港の総事業費は軽く4,000億円を突破します。ここで出てきた「1,700億円」という数字は、恐らく空港本体1,042億円+新北九州空港連絡道路687億円から導出したものなんでしょうが、神戸空港を1兆円と言い切る以上、空港島の埋め立て事業費や東九州自動車道の建設費、場合によっては新北九州空港アクセス鉄道の総事業費もここに含めるべきでしょう。
 それとも、1兆円などという突拍子もない数字は、敢えて神戸空港のみを際立たせようというSPA!編集部の深謀遠慮なのでしょうか。だとしたら、それは田中康夫に阿り過ぎというものです。この首領様、とっくに神戸空港なんて忘れていると思うんですけどね。
 で、この記事では何故か新石垣空港までダメ空港扱いされているんですが、果たしてこの記事を書いたライターは一度でも石垣空港を利用した事はあるんでしょうかね。建設地の是非はさておき、現在建設中の空港では唯一まともな採算性が見込める空港なのですが。ホント、新石垣空港を叩く暇があるんなら、閑古鳥が啼いている信州まつもと空港……を叩けない辺り、やはりSPA!田中康夫(以下略)。