五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

ANAのクラシックジャンボが全機退役

 本日の締めは、しみじみとしたニュースです。

○スーパージャンボ、27年間安全運航ありがとう!
〜 3月10日、ANA621・624便(東京=鹿児島の往復)を最後に退役いたしました 〜

○さよならスーパージャンボ…全日空保有の全機が引退

http://www.sankei.co.jp/news/060310/sha080.htm

 つい3年くらい前までは羽田空港で普通に見掛けた機材なんですが、もう全機退役なんですね。双発機への移行は時代の要請とはいえ、やはり空ヲタとしては一抹の寂しさを感じずにはいられません。とはいえ、27年間一度も死亡事故*1を起こす事なく、全機が退役を迎えられて何よりです。
 今回のB747SR-81(JA8157)の退役により、ANAからはクラシックジャンボだけでなく航空機関士もいなくなってしまいました。これもまた時代の要請ではあるのですが、やはり「技術革新の冷酷さ」というものを感じてしまいます。まぁ、こういう所で感傷的になってしまうのが、ヲタの悪い癖なんですけどね。こうした感傷を断ち切ってこそ、交通機関の安全は保たれるものです。
 何はともあれ、27年間お疲れ様でした。B747SR-81の切り開いた道は、しっかりとB777-381が守り育ててくれる事でしょう。安らかにお眠り下さい。



 しかし、ANAはもうクラシックジャンボ航空機関士もいないというのに、JALはとなると未だに国際線ではクラシックジャンボが当たり前のように飛んでいます。国内線機材であるB747-146B/SUDこそ年内の退役がほぼ確定していますが、B747-246/346ともなると、退役の目処は全然立っていません。2009年までに全機退役? どうせB787-846の頭数が揃わなくって退役延期ですってorz
 まぁ、プラス1,000円でスカイラックスシートに有り付ける内は文句を言わない事にしておきますが、如何せんクラスJとしては座席数不足です。JAL全体の乗客がジリ貧になりつつある中、クラスJだけは好調を維持しているようですから、クラシックジャンボにおいてもクラスJ発売が可能な座席を数多く設置していくべきでしょう。まぁ、理想としては沖縄線で出稼ぎするクラシックジャンボの全機S04化なんですが、これは幾ら何でも難しいですよね(;´Д`)

*1:JALにしても、あの日航ジャンボ機墜落事故B747で唯一の死亡事故なんですけどね。