五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

JALWAYS機内食に米国産牛肉が混入

 続いて、最新のニュースです。

日航子会社、乳幼児用の機内食に米国産牛肉

○乳幼児用機内食に米産牛 JALウェイズ、自粛徹底せず

○グアム発便でご案内と異なる幼児用機内食が提供された件について

http://www.jal.co.jp/other/info2006_0310.html

 一見、「米国産牛肉くらいで騒ぐなよ」と言い出したくもなりますが、決してそんな生易しい話ではありません。このニュースでアクセントを置くべきは、米国産牛肉ではなく、乗客への案内と異なる食材が混入した事です。今回の場合、たまたま米国産牛肉という「安全性がグレー」な食材だったから、この程度の騒ぎで済んでいますが、もしこれがアレルギー食や宗教食だったとしたらと考えると、背筋が寒くなります。
 勿論、直接的な責任はJALWAYS(或いはJAL本体)ではなく現地ケータリング会社にあるのですが、一度航空会社が機内食として乗客に提供した以上、その機内食の内容について航空会社はケータリング会社と連帯して責任を負うものと解釈すべきです。機内食の豪華さや美味しさが航空会社の評価を左右する事はよくありますが、機内食も食品の1つである以上、その安全性や信頼性は何よりも優先されなければなりません。JALの機内食担当者は、今回の事件をアレルゲンの混入による死亡事故と同程度に重く見て、再発防止策の実施を徹底すべきです。
 それにしても、今回のJALの対応は例によってオッペケペーでしたね。

 公表が遅れたことについて日航は「すぐに情報を流すと『米国産牛は危ないのではないか』と感じられると思い、不確かな部分を確認した上で発表した」と説明している。

 順番が違うだろ、順番が( ´゚д゚`)
 こういう事は、混入に気付いた時点で速やかに事実を公表し、追って専門家などによる詳細な調査結果を公表するものです。運航トラブルについてもそうですが、体裁を整えてから事実を公表しようとするから、マスゴミ輿論の批判に曝されるんです。ホント、この辺のリスク管理が全然なっていませんね。まさか、これが林志行によるコンサルティングの結果……ってな事はありませんよね?((((;゚Д゚)))



 因みに、JALの機内食には、こんな特別食が用意されています。

JAL国際線 - 機内特別食(機内サービス)

http://www.jal.co.jp/inflight/s_meal/

 ムスリムミールやコーシャミールは雑学としてもよく知られていますが、それ以外にも無グルテン食や無乳糖食など、様々な特別食があります。食事は生命・生活に直結するだけに、多種多様な需要に応える必要があるんですね。
 当然ながら、こうした特別食はJALのみのサービスではなく、ANAやユナイテッド航空シンガポール航空などでも取り扱っています。

ANA国際線 - 特別機内食のご案内:機内サービス

○Special Meals -- Singapore Airlines

http://www.singaporeair.com/saa/ja_JP/content/before/plan/mealrequest/specialmeals.jsp

 ホームページ上で特別食の案内をしていない航空会社でも、基本的に特別食には対応していますので、遠慮せずに予約案内に聞いてみましょう。