やはり、需要が多かったんでしょうね。
○東海道・山陽新幹線の新型車両「N700系」にインターネット環境
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/03/31/11463.html
詳細については、JR東海がPDFを用意しています。
○N700系量産車
http://jr-central.co.jp/news.nsf/news/2006329-141352/$FILE/ryousannsha.pdf
新幹線であれば、航空機とは異なり乗車中常に電気機器を利用できますし、一般に航空機よりも搭乗時間は長くなりますから、インターネット環境の導入は大いに歓迎される事でしょう。また、データ通信であれば接続が常時確立されている必要性もありませんから、トンネルが多く通信断が発生し易い新幹線でも十分実用に値します。流石に、ストリーミングコンテンツの視聴は困難でしょうが、それを新幹線の車内で望むのは贅沢というものでしょう。
取り敢えず、インターネット環境の導入により、航空機との競争で新幹線がかなり優位性を取り戻すのは確実です。東京=新大阪は言うに及ばず、東京=岡山や東京=広島くらいの距離であれば、所要時間でのハンディキャップをインターネット環境で取り戻す事が可能です。流石に、東京=小倉だと新北九州空港から旅客を取り戻すのは難しいかも知れませんが、スターフライヤーが毎日遅延祭りを起こしている内に態勢を整えれば、或いは東京=大阪における航空機と同じくらいの地位は確保できるかも知れませんね。
因みに、このN700系、インターネット環境導入やそれに伴う電源コンセントの設置以外にも、
- 喫煙スペースの設置による全席禁煙化
- 普通車シートの座席幅拡大(430mm→440mm)
- 多目的トイレの設置及び一般トイレの全室洋式化
など、かなり気合の入った居住性改善に取り組んでいます。少しは殿様商売のボッタクリ運賃も乗客に還元されるようですね。しかし、こんな事を言っているようでは、JR東海の体質改善もまだまだ先です。
利用料金に関しては未定だが、「追加料金を取ることは難しいのではないか」との見解を示した。
電源コンセントくらいで追加料金を取られては、堪ったものではありません。何処かのノースウエスト航空でもあるまいし、何でも追加料金に繋げようというがめつさは、ある意味資本主義の鑑ですね。