五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

総務省がぷららのWinny規制をストップ

 日本国憲法第21条を持ち出すなら、「違法性」ではなく「違憲性」が正解ですね。

ぷららWinny規制、総務省がストップ--「通信の秘密」侵害の可能性

Winny通信の遮断は「通信の秘密」を侵害−−総務省判断をぷららが受け入れ

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060518/238305/

 例によってブロゴスフィアから非難囂々だったWinny規制ですが、取り敢えず今回は水際で阻止されたようです。しかし、これを逆手に取れば、総務省Winnyの利用を公認した」という事にもなってしまう為、総務省にはきちんと説明責任を果たして欲しいものです。
 で、今の総務大臣って誰だったかというと……

総務大臣郵政民営化担当 竹中平蔵

http://www.soumu.go.jp/menu_03/annai/soshiki/00_takenaka.html

 あかんがな⊂⌒~⊃。Д。)⊃



 なお、ぷららWinny規制がポシャった一方で、シャイロック、じゃなかった、ジャスラックはこんな事を言い出しています。

痛いニュース(ノ∀`):JASRAC、パソコンも私的録音補償金の対象に

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/657737.html

 どう見てもJASRACによるWinny公認です。
 本当にありがとうございました\(^O^)/



 ……とばかりも言ってられないので、一応元記事も。

○ポッド・キャスティング,番組単位での許諾が可能に---JASRACの活動報告より

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060517/117177/

 「音楽配信サービスの利用実態に着目して」なんて事を言い出したら、当然ながら携帯電話も私的録音補償金の対象機器に指定されますね。ソフトバンクモバイルが出すとかいう噂のiPodケータイなんてのは正に飛んで火に入る夏の虫で、この時点で孫正義日本レコード協会日本音楽著作権協会も敵に回した事になります。なるほど、「iPodケータイは憶測でしかない」と言わざるを得ない道理です。

○一部報道に関するコメント

http://www.softbank.co.jp/news/release/2006/060515_0001.html

 端末を販売すればJASRACにみかじめを徴収され、楽曲を提供しようにもRIAJの嫌がらせで新譜提供が大幅に遅れるようでは、キラーコンテンツどころか致命傷にすらなりかねません。そりゃあ、「合法リスナー」がWinnyやShareに逃げるのも当然です。総務省ジャスラックもこのオッペケペーでは、Winnyの利用者など拡大する一方でしょうね。