五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

スターフライヤーの泥縄な広告戦略

 本日の締めは、相変わらずオッペケペーなスタフラです(つ´∀`)つ

スターフライヤー、広告・宣伝の専門組織を新設

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20060609c6c0901v09.html

 はい、やる事が半年遅いですね。首都圏での認知度不足なんて、スターフライヤー就航の遥か前から懸念されていた事なんですが、40%台というトホホな搭乗率を目の当たりにしなければ宣伝部隊を立ち上げようとしない辺り、如何にもお役所仕事丸出しといった感じです。広告・宣伝っていうのは、アーティストの自己満足の為ではなく、あくまでも集客・収益の為に行うものなんですが、スターフライヤーに限っては違うみたいですね。

○第45回福岡広告協会賞入賞について

http://www.starflyer.jp/starflyer/press/press_20060607.html

 こんな賞狙いの広告で完結しているようは、スターフライヤーがデザイナーズエアラインから脱皮するのはまだまだ先の話になりそうです。



 まぁ、スターフライヤーの広告がオッペケペーなのは兎も角、早朝・深夜便の低迷が認知度不足にあるとするスターフライヤーの現状分析は、甚だ見当違いであるというべきでしょう。早朝・深夜便が首都圏在住者に受け入れられない最大の理由は、羽田口での地上交通機関が確保できないからです。行政主導で幾らでも駐車場料金を下げられる北九州空港とは異なり、羽田空港の駐車場は何処も割高ですから、自家用車で羽田空港に乗り付けて早朝・深夜便を利用するというのは、決して現実的な方法ではありません。かといって、市街地が広範に展開している首都圏においては、タクシー利用にも一定の金銭的限界がありますし、その限界を超えれば利用者が他便に移動するまでの話です。
 ブロハラでも何度も繰り返し主張している通り、早朝・深夜便からの勇気ある撤退こそがベストソリューションなのですが、敢えて羽田インバウンドの早朝・深夜便に拘るというのであれば、羽田口だけでも各地から無料送迎車を出すべきでしょう。現状のチャータータクシーのように3路線だけなどと出し渋るのではなく、町田や新百合ヶ丘、吉祥寺といった路線においても細々と無料送迎車の路線網を充実させるべきです。スターフライヤーの搭乗率低迷など、所詮首都圏在住者の食わず嫌いでしかないのですから、無料送迎車で一度でもスターフライヤーに乗せてしまえば、あっという間に常連客に化ける可能性があります。別に、ドアツードアまでやれとは言いませんが、もう少しスターフライヤーは「足で稼ぐ」という事を覚えるべきでしょうね。