五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

羽田・成田の進入管制区が一元化

 今度は、空港絡みのニュースです。

○羽田・成田空域統合へ、発着便の一括管制目指す

http://symy.jp/?m76ウェブ魚拓+ウェブ精米)

 既に、関西地区においては進入管制区の一元化が実施されているのですが、関東においても少しだけ前進したようです。

○業務紹介/管制業務/進入管制区・特別管制区

http://www.mlit.go.jp/koku/04_hoan/gyoumu/kansei/04.html

 しかし、百里や宇都宮といった隣接管制区や、もっと重要な横田の進入管制区が存在する故、関西地方のような思い切った一元化は残念ながら実現できそうにありません。所謂「横田空域」については、今後少しずつ返還されていく事になっていますが、百里・横田の両空域を含んだ広域管制が実現しない事には、羽田空港・成田空港の慢性的な遅延体質は変わらない事でしょうね。
 なお、今回の施策はあくまでも進入管制区の再編であり、東京都心部の上空開放という抜本的解決策については一切触れられていません。羽田再拡張の完成により、民航機も少なからずRWY 05からの離陸を実施するのかも知れませんが、D滑走路は第1ターミナルビルや新国際線ターミナルビルからかなり遠い場所にあり、それだけ地上走行時間も長くなってしまいます。ブロックタイムや消費燃料の削減という意味からも、RWY 34Lからの離陸は少なからず必要になってくるはずなんですが、果たしてどういう結論が出てくるんでしょうかね。ひょっとしたら、恒常的なRWY 04からの離陸実施に踏み切るのかも知れませんが。