また1つ、「一味違うホスピタリティ」が消滅しました。
○機内サービスにおけるビールのご提供中止について
http://www.starflyer.jp/starflyer/news/news_20060928.html
別に、私自身はビールなんてあってもなくてもどうでもいいのですが、読み捨てならないのはこの部分です。
全国で飲酒運転による重大な事故が発生している折、現在の北九州空港での自家用車利用比率の高さ等、諸般の事情を勘案し、サービスの中止を判断いたしました。
要するに、スターフライヤーは飲酒運転の惹起を承知の上でビールを提供していたという事ですね。それも、よりによってあの福岡県に本社を構える航空会社がです。
今林大が海の中道で幼児3名を無差別殺戮してから1ヶ月以上経ちますが、この間にスターフライヤーは何を勘案していたというのでしょうか。ビールの提供と飲酒運転との因果関係など、誰がどう見ても明らかです。ビールの提供中止など即時実施が可能であるにも関わらず、夕方便でお座なりにビールを提供していたとあれば、最早スターフライヤーは飲酒運転を幇助していたとしか言いようがありません。一刻も早く、福岡県警は飲酒運転幇助の容疑でスターフライヤー及び堀高明を検挙すべきです。
因みに、同種の酒類提供自粛は、スターフライヤー以外にも波及しているようです。
○お神酒自粛 生田神社もストップ!!飲酒運転
http://symy.jp/?--m(ウェブ魚拓+ウェブ精米)
○神社にも波紋、飲酒追突事故…お神酒をやめるケースも
http://symy.jp/?xsN(ウェブ魚拓+ウェブ精米)
儀礼と人命とのどちらを優先すべきかなんてのは凡そ論じるまでもない所ですが、どうせ儀礼と割り切るのであれば、最初から御神酒ではなく御神水で代用すべきでしょう。別に、「鰯の頭も信心から」などと言う気はありませんが、御神酒だろうと御神水だろうと儀式を進行するに何等支障はありません。ここで敢えて御神酒を要求するその精神が、既にアル中であると言うべきでしょう。
話をスターフライヤーに戻すと、無償ビールを目当てに乗っていたアル中どもは、従来通りに羽田空港でビールを呷ってくる事でしょう。セキュリティエリア内にカードラウンジがオープンした現在、スターフライヤー利用者であっても搭乗前にラウンジで1杯引っ掛ける事は十分に可能*1ですし、何となれば缶ビールという手もあります。「軽く1杯引っ掛けても、北九州に着く頃にはアルコールが抜けている」などと勘違いする向きも未だに少なくなりませんから、相変わらず飲酒運転は撲滅されない事でしょう。
取り敢えず、福岡県警は新北九州空港連絡道路で飲酒検問でもやってみたらどうですかね。釣果良好である事は太鼓判ですし、交通事故の減少にも直結します。ネズミ取りや覆面追尾などでドライバーの反感を買うよりも、余程有意義な交通取り締まりだと思うのですが、如何でしょうか。
*1:但し、カードラウンジではアルコール類は有料ですけどね。