五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

スターフライヤーの急降下爆撃

 という事で、スターフライヤーも9月分の実績を公表しました。

○9月搭乗実績について

http://www.starflyer.jp/starflyer/press/press_20061005.pdf

 見事に搭乗率60%割れですm9(^Д^)プギャー
 まぁ、昼間便だけでも60%のラインを死守したのはある種誉めるべき話なのかも知れませんが、相変わらず早朝・深夜便が足を引っ張っている状態です。この数字を見る限り、恐らくまともな搭乗率を稼ぎ出しているのはSFJ91便だけでしょう。55.3%というのは、60%近い搭乗率を稼いだであろうSFJ91便と、50%内外でウロウロしているSFJ93便との中間なんでしょうね。
 そう考えると、SFJ93/70便の運航というのも、意外とスターフライヤーにとってはメリットよりもデメリットの方が大きいのかも知れません。両便の割引運賃がかなり安い水準に据え置かれている事を考えると、ロードファクターこそ高いかも知れませんが、ユニットレベニューはかなり低いような気がします。早朝・深夜便を運航しているという事実による宣伝効果も、首都圏での認知度の低さを考えれば、大して上がっていないと考えるべきでしょう。北九州都市圏においては、抑も新北九州空港の開港とセットで知名度が伸びているんですから、わざわざ早朝・深夜便を運航する必要はありません。AIR DOスカイネットアジアだって、早朝・深夜便は運航していませんからね。
 となれば、ご祝儀相場が完全に潰える前に、思い切ってSFJ93/70便も廃止するのが正着でしょう。既に、広告塔としての役割は一通り果たしましたし、どうせ貨物運送の話も具体化していません。将来的な株式の上場という事を考えれば、徒に収益性を悪化させるだけの早朝・深夜便など百害あって一利なしです。夜間駐機コスト以上に運航コストが嵩むようであれば、飛ばすだけ無駄なのです。



2006-10-08 追記】
 ibstokyo.comさんにおいて、スターフライヤーオッペケペーマーケティングが指摘されています。

○The Highest Skyway 【ibstokyo.com 編集長コラムブログ】 : あのさ、誰に向かって商売してんのさ

http://ibstokyo.exblog.jp/5829691

 誰向けかと言われたら、「プロのデザイナー向け」としか言いようがありません。少なくとも、デザインにしか興味を示さない人にとっては、スターフライヤーの評価はかなり高いですからね。