五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

まだまだ人間には及ばないカーナビ

 さて、昨年は自動車ネタだったので、今年も自動車ネタで行ってみましょう。

○「最新のカーナビvs.道路地図」のレース、勝者は地図

http://www.excite.co.jp/News/odd/00081163209997.html

 これはイギリスでの事例ですが、恐らく日本でも同じ結果が出る事でしょう。カーナビにとって、ルート探索は単なるデータの組み合わせですが、最速ルートの検索となった時、そこには距離や平均所要時間だけでなく、様々な経験則が生きてきます。更に言うと、本当の裏道はカーナビでは案内されないのであり、都市圏移動における所要時間では、カーナビは永久に人間に勝てないとも言えるのです。尤も、ここにおいては生活道路を裏道として使用する事の是非を考える必要が大なのですが、これはカーナビによる自主規制ではなく、都市計画や交通規制といったレベルで対処すべき話ですけどね。
 なお、カーナビと人間との優劣は、実際に地図を読んでいる人間のジオグラフィックリテラシーで簡単に逆転します。プロのドライバーや地理屋が助手席にいれば、下手なカーナビよりも余程役に立ちますが、方向音痴の人間が道案内なんかしようものなら、カーナビの誤案内どころではない惨事に陥る事でしょう。この方向音痴な道案内によるグダグダぶりは、「右折ドライブ」を見ればよく分かります。
 取り敢えず、ジオグラフィックリテラシーを鍛える為には、ドライブ時の予習・復習を欠かさない事です。知らない土地をドライブする時は、必ず事前に道路地図で予定経路を確認し、ドライブ後に実際の走行経路や予定経路とのズレを確認しましょう。これを反復するだけで、方向音痴からはかなり脱却できるものです。