五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

YOSAKOIソーラン祭りの縮小均衡

 という事で、今年もYOSAKOIソーラン祭りに来ています。昨年は休日出勤が直撃してorzだったので、生でYOSAKOIソーラン祭りを観るのは2年ぶりという事になります。前回同様、何故か書き入れ時のはずなのにバーゲンフェア設定期間だったりするのですが。
 私がYOSAKOIソーラン祭りの為に来札するのは、今回で3回目になります。しかし、この3回の間だけでも、何だかイベントとして萎縮しているような気がしてしまいました。過去15回の開催実績によりYOSAKOIソーラン祭りが権威化しているからなのかも知れませんが、ある程度の規模のチームになると、あからさまにYOSAKOIソーラン大賞を狙いに行っているんですね。ファイナルコンテスト常連チームの演舞レベルが向上しているのもまた確かなのですが、YOSAKOIソーラン祭りが単なるダンスコンテストと化しているというという指摘が本当であるという事を改めて実感させられました。
 一方で、3年前よりも会場数は大幅に増え、協賛企業の数もかなり多くなっています。地方車に入る企業広告のスペースも、心なしか以前より広くなっているように見受けられます。YOSAKOIソーラン祭りの商業化が進むにつれ、参加コストも高くなる一方なのか、チーム名に企業名が含まれるチームの比率は見る見る内に増えています。これを経済効果と見るのなら、少なくともYOSAKOIソーラン祭りは商業的に成功したと言うべきなのでしょう。
 お祭りが商業化すればするほど、金銭的収入に結び付かない部分は切り捨てられていきます。今回私が最も吃驚したのは、ソーランイリュージョンのよっちょれがたったの1回で終わってしまったという事です。従来なら、21時30分の交通規制解除まで、時間の許す限り何回でもよっちょれをリピートしていたものですが、今回は21時10分にもならない内に打ち切りとなり、私は拍子抜けしてしまいました。1万人が一斉に踊るという北朝鮮もビックリの一大マスゲームスペクタクルなのに、これでは遠方から来た観客もがっかりでしょう。
 札幌市の日常生活を大きく阻害し、少なくない札幌市民に煙たがられているYOSAKOIソーラン祭りが、それでも今日まで開催し続けられているのは、決して商業化による金銭的収入の増加によるものではありません。「今年は何をしてくれるんだ」という不安と期待、そしてそれを裏切らない組織委員会や参加者のイノベーションこそが、YOSAKOIソーラン祭りという厄介者の存在を許させてきたのです。そんなイノベーションが見られなくなり、YOSAKOIソーラン祭りが単なるダンスコンテストに落ち着くのであれば、私はわざわざ札幌までYOSAKOIソーラン祭りを見に来る事はしません。札幌市民としても、「何処か市民の邪魔にならない所でやってくれ」と言いたくなる事でしょう。
 何にせよ、普通のチームになった活頗組なんか見たくないって事ですよ、ええ( ´゚д゚`)

○いなせ系 暁会 活頗組

http://www.kappa-gumi.com/~kappa-gumi/home2/index.html

 3年前に初めて活頗組を見た時のインパクトは、もう期待できないんでしょうね(;´Д`)



【2007-06-10 追記】
 私が言いたい事は、既にYOSAKOIウォッチャーのマニエルさんによって書かれていました。

 もちろんチームとして、より高い目標を目指すことは必要だと思いますけど、YOSAKOIに関しては順位とか評価ってのは後からついてくるものでいいんじゃないかな〜ってのがオイラの考えです。

「まずは自分たちがやりたいこと、お客さんに喜んでほしい事をやったら、たまたまその時の審査員にもいい評価をしてもらった」

 そんな感じで良いと思います(^^)

 やっぱり、これがYOSAKOIソーラン祭りの原点なんですよね。長谷川岳御大においても、くだらない銭勘定に心血を注いでいる暇があるんなら、もっと祭りそのものを楽しいものにして欲しいものです。
 因みに、今回も赤褌のバカどもを見られるかなぁと思っていたら、こんな事になっていました。

○北大“縁”未成年学生が飲酒で参加辞退…YOSAKOIソーラン祭り

http://hochi.yomiuri.co.jp/hokkaido/etc/news/20070524-OHT1T00139.htm

 お前ら何しとんねん!⊂⌒~⊃。Д。)⊃