五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

仕事もしていないのに労働者の権利を主張する半人前

 さて、最近は殆ど放置プレイのブロハラですが、久し振りに香ばしい記事を見付けたので、ここで紹介しておきます。

○「私、ここで結婚できますか?」と聞く女子大生、どう思います?

http://business.nikkeibp.co.jp/article/person/20080501/154864/

 百年早いわボケ!(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━┻
 労働者の権利なんてものは、一人前に仕事を全うできるようになって、初めて主張できるものです。ろくに仕事も出来ない半人前が「ワークライフバランス」なんて言い出した日には、職場中から白眼視されて当然です。そうでなくても、新入社員なんてのは上司や先輩職員に何かと迷惑を掛けながら、やっとこさ仕事を身に付けて行くものです。生活との両立を考える暇があるのなら、一日も早く「戦力」になれるよう努力すべきです。自分の生活を高水準に確保しようとするのであれば、それに見合う仕事をするのが当然であり、そこまで出来てこそ初めて「バランス」が取れるというものです。



 抑も、就職する前から結婚や出産・育児の事を気にするような女子学生は、真っ当な企業であれば真っ先に門前払いの対象となります。会社訪問の段階で「私、ここで結婚できますか?」なんて聞かれれば、訪問を受ける側としては「あなたは何故この会社で働きたいと思ったの?」と逆質問したくなります。企業が人員を採用するのは、その人員を企業活動に役立てたいからであり、罷り間違っても結婚や出産・育児を支援する為ではありません。「ワークライフバランス」云々に限らず、福利厚生を含む企業の待遇というものは、有能な人材を自社に繋ぎ止めておく為のエサに過ぎないのです。
 もし、この女子学生が真に有能な人材なのであれば、待遇なんてものは後から幾らでも付いてきます。家庭生活と両立できるように業務やポストが調整されるのは勿論、産休・育休で暫く穴を開けたところで、スムースに職場復帰できるよう、企業を挙げてバックアップする事でしょう。逆に言えば、ワークライフバランスが確保できそうにないという事であれば、それは企業から使い捨ての部品と同程度の人員と見られているという事であり、それだけ自分の能力が低く評価されているという事です。尤も、海のものとも山のものともつかぬ新入社員にそこまでの待遇を用意するお人好しな企業は、このご時世とても生き残れたものではありませんけどね。

 という事で、「私、ここで結婚できますか?」に対する模範解答は、以下の通りです。

「ええ、できますよ。あなたが結婚し、出産しても、スムースに職場復帰できるよう、会社を挙げてバックアップします。但し、あなたがそのバックアップに見合う価値があるという事を、あなた自身が仕事の実績で証明できれば、の話ですが。」

 当該記事を読む限り、この手のバカ女子学生が蔓延っているのは、官公庁ではなく一般企業のようですから、仕事の実績はある程度数値化する事が可能です。利益への貢献という形で数値化できる実績を積む事こそ、ワークライフバランスを手っ取り早く確保する王道なのです。まぁ、私は業績が何でも数値化されてしまうのに厭気が差して会社員を辞めたんですけどね(;´Д`)



【2008-05-08 追記】
 当該記事のコメントに慧眼の読者がいたので、そのコメントをコピペ。

2008年5月8日

「こんな質問をされてイラっとしてしまう理由」それは、(当然ですが)まだ会社に対して何の貢献もしていないのに、会社はどんな環境なのか、言ってしまえば会社は自分に何をしてくれるのか、が一番に出てきたからではないでしょうか。アメリカに留学していた時、面接では、お給料はいくらかではなく、自分が会社にどんな貢献ができるかを聞くようにとハウツー本に書いてありました。男女限らず現在恵まれた就職活動をしている学生たちは、企業勤めって、結局は会社がお金をくれる見返りに、自分が会社に労働なりサービスを提供することなんだっていうことを、どれだけ分かっているのか。この文章を読んで、そんな疑問を持ちました。

 私の言いたい事は大体このコメントに凝縮されているのですが、1点追加するのであれば、給与の対価は労働者の時間ではなく労働による成果であるという事です。こういう意識の低い労働者ばかり増えてくるようでは、ホワイトカラーエグゼンプションを支持する経営者が増えてくるのも当然というものです。
 取り敢えず、IT奴隷として2,3年も働いてみれば、少しは仕事に対する意識も変わってくる事でしょう。尤も、その暁にはワークライフバランスなんかどうでもよくなっていると思いますけどね。