五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

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 さて、色々あった激動の11月ですが、そんな中で非常に悲しい出来事が発生してしまいました。遂に、我が家で長らく稼働していたライトエースワゴンが寿命を迎えてしまったのです。
 元はと言えば、11月22日に発生したオーバーヒートからでした。母が大沼付近で運転している最中、突然エンジンがストールしてしまい、本線上で立ち往生してしまったのです。そこからJAFに最寄りのネッツ店まで輸送してもらい、緊急点検を受けたところ、「エンジン本体の交換が必要な為、車検を通すのは諦めた方がいい」という回答を得ました。諦めきれずに修理の見積もりを出してみたところ、エンジン周りの修理だけで20万円も掛かると言われ、この時点でネッツ店での修理・車検は諦めました。
 しかし、急坂攻略の時にも乗ったこのライトエースワゴンを廃車するのは剰りにも忍びない為、セカンドオピニオンを求めて、エクストレイルの面倒を見てもらっているサティオ店に持ち込み、ゼロベースで修理費用を見積もってもらいました。そして、本日その見積もりの結果が帰ってきました。

車名
トヨタ ライトエース
走行km
91,055
次回車検日
平成23年1月5日
  1. エンジンがオーバーヒートした。
    • ウォーターホースより冷却水漏れしています。
    • 又、エンジン本体も今の所大丈夫ですが、今後ご使用中に故障する可能性があります。
  2. オルターネータ(発電機)に冷却水がかかっています。
  3. クラッチが滑っています。
  4. エンジンベルトが劣化しています。
  5. 前後足回りのゴムブッシュが劣化しています。
  6. バッテリーが劣化しています。
  7. ワイパーゴムが劣化しています。
  8. ヘッドライトが曇っており車検時光度不足の可能性があります。
  9. タイヤがひび割れしています。
  • 技術料計 :238,182円
  • 部品代計 :197,217円
  • 整備代合計:435,399円
  • 諸費用他計: 69,770円
  • お見積金額:505,169円

 現在目視点検にてわかる範囲でのお見積りとなります。
 ご使用年数及び走行距離から全体的にゴム部品は劣化している可能性が高いです。

 寿命です。
 まるで、末期癌患者に対する告知のようなものです。
 3年前から覚悟していた事とはいえ、やはりこの現実を見せ付けられると辛いものがあります。そして、それぞれの症状が、ライトエースとの思い出を一々フラッシュバックさせてくれるものですから、最早私には落涙するしか術がありませんでした。
 まだ、50万円でライトエースが蘇生するのであれば、金銭的にある程度無理してでも、私はライトエースの修理にゴーサインを出したかも知れません。しかし、見積書における以下の記述が、その一縷の望みまでをも吹き消してくれました。

  • ヒーターホース3本が生産終了です。

 生産終了かよ!(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻━┻
 今から5年前、「このクルマの部品も、そろそろ在庫がなくなってしまうんですかね?」と不安に思っていた私に、ネッツ店の営業は「昭和40年代のクルマの部品でも取り寄せられますから、心配要りませんよ」と言い切ってくれました。それが、たった5年の間に、昭和40年代どころか平成生まれのクルマの部品すらなくなってしまっているとは、トヨタの販売姿勢にほとほと呆れ返るしかありません。しかも、ヒーターホースといえば駆動系の重要な部品であり、クルマの寿命を延ばすには必要不可欠な消耗品です。それを易々と生産中止してしまう*1トヨタの経営姿勢は、非難されて然るべきでしょう。
 ネッツ店で当初見積もりを取った時、故障部分の詳細や部品の生産終了については、何等説明がありませんでした。恐らく、お座なりに通り一遍の検査だけをこなし、私が修理を諦めるような値段を吹っ掛けてきただけでしょう。こういう商売を平然とこなすようなディーラーは信用できませんし、そんなディーラーからクルマを買いたいとは思いません。元々、現在のトヨタ車に私が欲しいものは皆無なのですが、これを機にトヨタとはキッパリと縁を切る事になりそうです。



 思い起こせば、今からたった1年前の事、私は広島と相模原とを往復しながら、「うちの犬とライトエース、どっちが長生きするんだろうか?」などと思っていました。それが、1年もしない内に両方とも逝ってしまったのですから、人生とは実に呆気ないものです。1年前に飼い犬を亡くした時、私は大いに悲しみながらその最期を看取ったものです。そして、今回もライトエースの駆動系が崩壊しての廃車ですから、やはり最期を看取ったと言っていいでしょう。同じ1989年生まれの飼い犬とライトエースが相次いで逝ってしまったのは、ひょっとしたら天国の犬がライトエースを呼び寄せていたからなのかも知れません。当時は叔母が運転していたライトエースを見るや、散歩のコースを逆走してまでライトエースの後を追い掛けていったのも、今となっては懐かしい思い出です。
 そんなライトエースが逝った今、実は次の車種をもう心中で85%くらい確定しています。どの車種とは敢えて言いませんが、既にそこかしこにヒントは鏤めています。

  • mixiにおける参加コミュニティ
  • 現在も付き合い続けているディーラー
  • その昔はてなダイアリーがタイアップした車種

 これだけヒントがあれば、来年の私が乗り回しているクルマを想像するのも、そんなに難しくないはずです。

*1:或いは、部品会社の生産中止を看過しているのか、それともトヨタが部品会社に生産中止を指示しているのか、真相は定かではありませんが。