五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

気分はイトヤマ

 久し振りに、航空ニュースネタで記事を書きます(つ´∀`)つ

○離着陸時のトイレ、JALが禁止へ…機内連絡で操縦の妨げ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090622-OYT1T00652.htm

 以前にも書いた通り、客室乗務員は乱気流等の事故で最も大きなリスクを背負っています。記事によれば、事前のPAで早めのトイレ利用を呼び掛けるとの事ですが、離着陸時には乱気流遭遇のリスクも高まるのですから、これは乗客や運航の安全だけではなく、客室乗務員自身の安全の確保にも資する事でしょう。



 ところで、この事前PAなんですが、実は私がJALに提言して実現させた事です。こう書くと、何だか糸山英太郎みたいな感じになってしまいますが、事前PAの必要性については以前から常々主張しており、実際に機内備え付けの手紙でJALに意見を送った事もあります。その主張が認められてなのか、2007年頃からはJALの全便でベルトサイン点灯予告のPAが実施されるようになりました。その為、最近ではベルトサイン点灯予定時刻を客室乗務員に尋ねる事もなくなり、ある程度自分でスケジュールを組みながら機内で寛げるようになりました。
 もう1つ、最近のJALにおいて私の提言が取り入れられた例があります。それは、着陸後タクシー中の歩行禁止のPA実施です。JALの場合、特に東京=大阪線の旅客を中心にブロックイン前から我先にとドアに押し掛けるバカが絶えず、航空利用者、特にJALグローバルクラブ会員の民度の低さを露呈していました。乗り慣れたJGC会員がベルトサインを無視して立ち歩いていては、乗り慣れない一般旅客もそれを真似して立ち歩くようになり、結果として着陸後の事故のリスクを高めてしまっていました。これについても、私がJALにメールや手紙等で客室乗務員のPAによる抑制を主張したところ、2008年の中頃からJALのほぼ全便でPAが実施されるようになりました。その甲斐もあってか、最近では着陸後にそそくさと席を立つバカは殆どいなくなり、却ってスムースに降機できるようになりました。
 飛行機に乗り慣れている人にとっては、「トイレは早めに利用しろ」だの「ベルトサインが消えるまで立ち歩くな」だのといったPAは、子供に対する説教みたいなもので、そろそろ耳に胼胝ができている頃かも知れません。しかし、数多くの乗客の中には、当該搭乗が初めての飛行機という人もいるかも知れないのであり、そういう旅客の安全を確保する為にも、毎回のPAは必要不可欠なものです。そして、そうしたPAの必要性は、「俺は乗り慣れているからちょっとくらいのルール違反は大丈夫だろう」という一部JGC会員の傲慢さから生じているのです。
 気が付けば、「いつもの面子」で旅行する機会もめっきり減り、仕事での航空機利用もなくなった事により、すっかりJALから足が遠退きつつある私ですが、こういうニュースを耳にするに付け、いつかは「真の上級会員」としてJALに戻りたいと思ってしまいます。その為には、財布の自由度を確保しなければならないのですが、完全に私の財布が自由になるのは、やはり実家を出て一人暮らしするようになってからの話なんでしょうね。まぁ、あと10年くらいは実家に居座りたいというのが本音ですが(;´Д`)