五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

そこは「日常」だった

 全国的に、東北太平洋地震の話で持ちきりです。
 幸い、私は震災で大きく揺らされる事もなく、自宅もほぼ無傷といっていい状態でした。首都圏鉄道各線が軒並み運転見合わせとなった為、帰宅するには若干難儀しましたが、それでも徒歩移動を殆どしなくて済んだのは、正に僥倖といった所でしょう。しかし、3/14からは輪番停電が始まるとの事で、身辺が色々と正常稼働に戻るのは、早くてもゴールデンウィーク明けの頃でしょう。何せ、今の時点で私は職場が輪番停電の対象になるのか否かすら知らないのですから。
 それにしても、今回の震災は、東北地方のあらゆる日常を根刮ぎ奪ってしまいました。陸前高田市のように町が丸ごと無くなってしまうような奪われ方もありますが、それとは逆に震災前の様子だけがそのまま残り、主だけがぽっかりといなくなってしまうような奪われ方もあります。そんな中で、最も痛ましいのが、南三陸町観光協会のホームページです。


<お知らせ>

 3月9日の午前11時45分頃、東北地方に発生しました地震について、被害もなく、観光施設や宿泊施設、交通機関等に影響はございません。

 安心して、南三陸町へお越しくださいませ。

 これが、震災の前日に残された、南三陸町観光協会からの最後のメッセージです。恐らく、このページが更新される事もなければ、このページを更新した人もひょっとしたらこの世にはもういないかも知れません。まさに、一寸先は闇だとしか言いようがありません。