五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

新卒育成は企業の社会的責任 - 労働経済白書

 まぁ、役所の中で白書を書くだけなら、何とでも言えるって事でしょうね。

労働経済白書、即戦力採用志向に警鐘 ポスト団塊へ転換促す

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200507230024a.nwc

 新卒職員教育も税金で出来る公務員とは違って、企業にとっては新卒育成は純粋なコストですから、これを社会的責任と言われても困るでしょう。ましてや、最近はゆとり教育だの大学全入だので使い物にならない新卒ばかりですから、企業が新卒採用に消極的(というよりも否定的)になるのも当然です。一握りの優秀な学生は、これまた一握りの優良企業に就職してしまうものですから、後に残されるのは、箸にも棒にもかからないダメ学生と、新卒教育の余裕がない大多数の企業です。どうせ、新卒研修に補助金が出るのでもなし、私は今よりももっと新卒採用を絞ってもいいと思っています。
 もし、どうしても新卒採用云々と厚生労働省が五月蝿いのであれば、航空会社の客室乗務員のように、新卒採用は全て契約社員待遇とすればいいんです。これなら、使い物にならない新卒は即刻契約解除(≒解雇)出来ますし、研修期間中の給料はアルバイト並みに抑える事も出来ます。勿論、福利厚生や社会保険に係る企業負担も大幅に減りますから、正社員での新卒採用を躊躇している企業でも、少しは新卒を採用しようかなぁという動機付けになるでしょう。
 まぁ、学生にとっては堪ったものではないって話もありますが、何も出来ない学生の分際で正社員並みの待遇をせしめようって考え自体が甘えてるってもんです。どうせろくなスキルもないんだし、一生契約社員で我慢しとけって話ですね。雇用の不安定による将来への不安が少子化を助長するという向きもありますが、それとこれとは別の話です。