五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

傘でホームラン

 天気予報に拠れば、今日は午後から本格的な雨が降るそうです。その為、普段所持している折り畳み傘とは別に、フルサイズの傘を持っていく事にしました。周囲には、「午後からの雨ならば折り畳み傘で十分」と考えている向きが多いのか、フルサイズの傘を持参している人は殆どいませんでした。
 雨が降れば役に立つ傘ですが、雨が降らなければ無用の長物です。それどころか、満員電車においては邪魔*1でさえあります。そして、満員電車に似付かわしくない長尺のものを持ち込めば、それが思わぬ事態を引き起こす事すらあるのです。
 それは、新宿駅京王新線に乗る時の事です。例によって満員で、乗れるか乗れないかの瀬戸際という所でしたが、そこは超一流の乗車術によって、難なく車内に潜り込みました。しかし、ここで問題になったのが傘です。ドア際の押し合い圧し合いで、傘だけがドアからはみ出す形となり、そのままドアに挟み込まれてしまいました。しかも、再開扉するのかと思いきや、電車はそのまま発車してしまいました。見た感じ、かなりの部分がドアからはみ出しているはずなのですが、車掌は閉扉時に気付かなかったのでしょうか。
 初台駅で降りて確認してみると、私の傘はドアから凡そ15cmほどはみ出していました。幸い、ある程度ドアと鋭角に挟まっていましたが、もしこれが何かの弾みでドアと垂直方向に挟まっていたとすれば、傘の先端がトンネル壁に激突していたかも知れませんし、何よりもホーム上の乗客や駅員をクリーンヒットしていた危険性があります。縦しんば掠りヒットだったとしても、一歩間違えば死亡事故に発展しかねません。
 どうせ安物のビニール傘ですから、別に壊れてしまっても私は大して困りません。しかし、トンネル壁破損などで損害賠償を請求されるのは侵害ですし、ましてやホーム上の人間をかっ飛ばして殺人者になるなんてのは真っ平御免です。まぁ、閉扉時に傘の閉じ込みを確認しなかった車掌や駅員にも過失はあるでしょうし、電車から15cmという至近距離に立っているバカはかっ飛ばされても自業自得だという向きもありますが、だからといって傘を閉じ込んだ私が免責されるというのでもありません。自動車事故で人生を棒に振るならまだしも、こんな傘1本で人生を棒に振るのは堪りません。いっその事、非常用ドアコックでも引いておいた方が良かったんでしょうかね。



 ところで、はみ出していた15cmという長さですが、これは凡そ成人男性のティムポの長さ(勃起時)に相当します。という事は、勃起したティムポが根元からドアに挟み込まれても、京王においては「戸閉めヨシ、発車!!」という事になってしまいます。まぁ、これこそティムポを閉じ込んだバカが悪いという結論に至りそうですが、トンネル壁にぶつかろうものなら、痛いなんてものではないでしょうね。
 ティムポ閉じ込みネタでもう1つ。その昔、CITY HUNTER(アニメではなく原作の方)で、冴羽獠新宿駅で山手線のドアにもっこりを閉じ込まれ、そのまま山手線を一周してきたなどというエピソードがありますが、あれは真っ赤なウソです。この時、槇村香か誰かが、

 山手線でこっち側のドアが開くのは新宿だけよ。

 などと言っていましたが、内回りであれば一周どころか次の代々木駅で新宿駅と同じ進行方向左側のドアが開きます。外回りだと少し長くなりますが、やはり池袋駅新宿駅と同じ進行方向左側のドアが開きます。まぁ、獠ちゃんの場合、車内ではなく車外からドアに閉じ込まれているのですから、あんな大男が挟み込まれていれば、流石に車掌も駅員も気付くと思いますけどね。

*1:とは言え、この傘にも一応使い途はあるのですが、例によって企業秘密です。企業秘密という事は、座る技術関連っていう事です。まぁ、自分で考えて下さい。