最後にもう1本JAL。新着ホヤホヤのニュースです。
○日航ジャンボ機、翼をブリッジにぶつけ破損・ロス空港
○翼をブリッジにぶつけ破損 ロス空港で日航ジャンボ機
http://www.sankei.co.jp/news/050822/sha040.htm
あのなぁ、お前ら「日航ジャンボ機」と言いたいだけちゃうんか、と。B777-289もB767-346もDC-10-40も「JAL機」だの「JAL系機」だの言っておきながら、B747-446が事故った時だけは「日航ジャンボ機」って、そんなに日航ジャンボ機墜落事故を思い出させたいんですかね、マスゴミは。リメンバー・オスタカリッジ。誰も言ってねえか、そんな事。
まぁ、私の記憶が確かならば、ロサンゼルス国際空港はターミナルも滑走路も混雑している全米屈指の空港ですから、ちょっとした手違いでこういう接触事故になるんでしょうね。交通量の多い裏道で、フェンスの植栽がドアミラーに波状攻撃を食らうようなものです。ただ、ターミナルビルは植栽よりも堅固ですから、ウィングレットで引っ掛けようものなら、どっちもポロリと逝ってしまいますね。
しかし、「滑走路や誘導路は整理整頓」っていうテネリフェ事故での教訓を、ロサンゼルス国際空港は理解していないのでしょうか。どういう事情があったのかは知りませんが、国際線のB747-400*1が通行するような所にコンテナや作業車を放置しておくなど、空港管理者の安全意識を疑ってしまいます。こんな運用を平気で行っていれば、その内テネリフェ事故と再来となるような重大事故を発生させかねません。FAAも、きちんと原因究明及び再発防止に取り組んで欲しいものです。
それにしても、JALのB747は、羽田にしろロサンゼルスにしろ、オッペケペーな空港管理者の所為で災難に遭わされていますね。他の度重なるトラブルの所為で「またJALか」と言われるようになるのは自業自得ですが、事故そのものについては、JALは空港管理者に然るべきクレームを付ける権利があるでしょう。それとも、今回の事故は機体を使った関西トラディショナルの空港へのツッコミだったのでしょうか。それならば、ウィングレットをぶつける際に、機長はしっかり「何でやねん!」って発声していた事でしょう。