五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

日航ジャンボ機、今度は燃料キャップを付け忘れ

 結局、私も「日航ジャンボ機言いたいだけちゃうんか」って事ですかね。

日航機、燃料キャップ紛失で成田空港一時閉鎖

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050822i412.htm

 実にマヌーなニュースです。とてもじゃありませんが、JALには弁解の余地がありませんね。福岡でのDC-10-40エンジントラブルの時は、「よりによって日航ジャンボ機墜落事故20周年の日に……」などと言われたものですが、こっちの方が余程「よりによって……」です。JT9D-59Aエンジンのブレード損傷は、その原因が非常に複雑で、飛行前点検レベルで予防する事は困難だったでしょう。しかし、燃料キャップの付け忘れなんてのは、それこそボーンヘッド以外の何物でもなく、注意力散漫を指摘されても仕方ありません。
 ここで、「燃料キャップの付け忘れなんて、JALじゃなくってグラハン会社の責任だろ?」という向きもありますが、そんなのはあくまでもJAL内部での話でしかなく、対外的に見れば何処からどう考えても「JALが燃料キャップ付け忘れのミスを犯した」という結論にしかなり得ないでしょう。それに、度重なるJALのトラブルにおいて、空港のカウンターに詰め寄る乗客に直接謝罪してきたのは、決してJAL本体の社員ではなく、JALがカウンター業務を委託している地元業者の社員です。顧客窓口を外部にやらせておきながら、「このトラブルはJALではなく委託先の……」なんて言うのには、ダブルスタンダードにも程があります。
 まぁ、ミスの内容が内容ですから、再発防止策といってもそんなに有効なものはないでしょう。キャップに紐を括り付けて機体にぶら下げとくかなんていう話も出てきそうですが、そうしたら今度はその紐を取り外すバカが出てくるまでです。人間のミスは、常に安全設計の斜め上を行くものです。