五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

高知空港、一般車両に侵犯される

 もう1つ航空ネタで。一見笑い話ですが、大事です。

○空港の制限区域、一般車両を進入させる

http://response.jp/issue/2005/0823/article73633_1.html

 まぁ、ここまで来ると見事なまでの勘違いのチェイン・オブ・イベントですが、一般車両による制限区域への侵犯を許してしまったという意味では、高知空港がテロ攻撃を受けたというのと同程度に深刻な事態です。何せ、これが単なる軽自動車ではなく、後部座席に爆薬を仕込んだ車両であれば、滑走路で発着機に自爆テロを敢行する事も可能なのです。しかも、今回の制限区域侵犯の手口は、全てがヒューマンエラーに乗じたものだというのですから、対策するのも非常に困難です。ETCか何かで機械的にチェックするという方法はあるでしょうが、今度はその機械的なチェックをハッキングされるというリスクを負う事になります。
 高知空港は、テロリストに対してむざむざ空港のセキュリティホールを教えてしまいました。それも、高知空港に限らず、どの空港においても使える手口をです。世が世なら、空港長以下高知空港職員一同は切腹ものですね。もし、本当にこうしたヒューマンエラーに乗じた自爆テロが敢行されてしまった場合、高知空港はどう責任を取るというのでしょうか。国土交通省には、原因の究明や再発の防止と同時に、一般車両の制限区域侵犯を許してしまった空港職員に対する厳重な処分もキッチリ行って欲しいものです。
 それにしても、この軽自動車を運転していた33歳男性、運がよかったですね。ここが日本で。もし、合州国支那で同種のうっかりミスを犯していれば、即刻テロリストと見なされ、何等警告なしに狙撃されていた事でしょう。5年前ならいざ知らず、現在においてこのような制限区域侵犯を行えば、故意であるか過失であるかに関わらず、テロリストとして射殺されても当然でしょう。輿論だって、失笑こそすれ、決して同情はしてくれませんよ。
 或いは、道に迷った振りをして、故意に制限区域侵犯を行ったというのであれば、最早この33歳男性を野放しにしておく事は許されません。日本の、或いは世界の空の安全を守る為にも、一刻も早くこの33歳男性を撲滅し、テロの芽を早急に摘んでおくべきでしょう。テロ対策は、実際にテロを起こされてからでは遅いのです。