阪神優勝に因んで、今日のニュースはこんな無粋なものから(つ´∀｀)つ
○虎Ｖダイブ阻止 道頓堀に白い壁
○虎優勝ダイブあかん！道頓堀川橋にフェンス設置へ
○Ｖダイブ防止！戎橋に「白い壁」
○阪神Ｖ秒読みも 憂うつな戎橋商店街
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/09/23/03.html
まぁ、たかだかプロ野球チームの優勝如きで民衆が暴徒化する大阪ってのもどんなもんかとは思いますが、その暴徒に対してたかが白い壁如きで道頓堀ダイブを阻止できるなんて考えは甘すぎます。甘すぎるだけでなく、行政として余りにも無粋です。お祭り騒ぎに水を差した所で、大阪市も大阪府警も評判を下げるだけです。そうでなくても、お手盛り厚遇や騙し討ち交通違反取り締まりで、両者ともその評判は既に地に墜ちているというのに、これ以上評判を下げる真似をして、一体どうしようというのでしょうか。
そして、血税250万円を投じて築いた「道頓堀の壁」の顛末は、こうなりました。
○虎Ｖでやっぱり飛び込むファンも
http://www.daily.co.jp/newsflash/2005/09/29/188998.shtml
ほら、言わんこっちゃない。血税250万円のオチは戎橋から新戎橋への民族大移動でしたとさ。ちゃんちゃん。これ、阪神フーリガンと大阪府警との鼬ごっこが続けば、最終的には感極まった阪神フーリガンがなみはや大橋から尻無川にダイブするんじゃないですかね。ここまで来ると、最早ダイブというよりは入水自殺ですが。
しかし、「商人の街」大阪なんですから、どうせ防ぎきれない道頓堀ダイブを規制するのではなく、寧ろこれで一儲けしようとは考えないんですかね。こんなもん、規制すればするほど却って阪神フーリガンを煽ってしまうだけですし、水都大阪で八百八橋を全て封鎖するなど物理的に不可能です。それならば、規制などという下らない事を考えるのではなく、最初から道頓堀を飛び込み対応仕様に改修すればいいんです。
物理的・衛生的な安全に配慮して、道頓堀川を日本橋から深里橋まで封鎖し、全長約1kmに及ぶ一大屋外プールにするというのはどうでしょうか。そして、戎橋付近は水深5m以上を確保し、欄干には飛び込み台を設置するのです。これで、阪神フーリガンは心置きなく道頓堀にダイブ出来るようになりますし、大阪市や大阪府警も取り締まりだの何だのと言い出さなくて済むようになります。
あとは、阪神のリーグ優勝や日本一、或いは各選手の個人記録達成などで、随時道頓堀ダイブ大会を公式に開催し、その放映権料をテキトーな値段で売り出せば、立派なビジネスモデルの完成です。優勝賞金を100万円くらい出せば、好き勝手に飛び込む阪神フーリガンも減少し、何とかテレビに映ろうと戎橋から「行儀よく」飛び降りる事でしょう。何となれば、参加者から1,000円くらい参加費を徴収してもいいかも知れません。
昨日の記事でも書いた通り、これから5年もしない内に阪神西大阪線が全通し、難波・日本橋界隈も「阪神沿線」になります。ミナミでの阪神の認知度向上の為にも、或いは大阪の新しい観光名物としても、是非道頓堀ダイブの公式化は実現して欲しいものです。道頓堀が、郡上八幡と並ぶ「橋上ダイブの聖地」になるというのも、なかなか乙なものではないでしょうか。村上世彰氏も、阪神電鉄を手に入れたからには、こうした活性化というものを考えて欲しいものです。
【2005-09-29 追記】
因みに、現在道頓堀ダイブを敢行すると、こういう事になるようです。
○maoshuの日記 - 阪神優勝
http://d.hatena.ne.jp/maoshu/20050929
うん、規制だ何だ言う前に先ずは道頓堀の掃除をしろ、大阪市職員。飛び込みの是非以前に、こんな水質の道頓堀を「大阪の象徴」などと言い切る事自体が大問題です。それとも、「大阪は川も人もヘドロまみれのヨゴレ都市」という自虐的な売り込みを掛けるんですかね。まぁ、それはそれで大阪らしいという見方も出来ますが。
