五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

小田急遅延・時系列レポート

 そんなこんなで、本日の出勤を時系列順に追ってみました。暇な人だけ読んでね(;´Д`)


【07:33】東林間駅東口

 出勤する父の車に便乗して東林間駅東口着。07:30発の各駅停車が出て間もないはずなのに、2番ホーム(相模大野・新宿方面)に人が溢れているのを見て、何か尋常ではない事態が発生している事を察知する。

【07:36】東林間駅2番ホーム

 やってくるはずの各駅停車町田行きは到着せず。構内アナウンスにより、上り電車のダイヤが壊滅状態にある事を初めて知る。しかし、振替輸送実施中のアナウンスを聞いても、やってくる反対方向の電車に乗ろうとはせず。
 R25式モバイルで、中央林間から東急田園都市線を利用した場合の初台到着時刻を確認。遅刻スレスレになる為、通常通り相模大野・新宿経由での出勤を決意。振替輸送客による混雑を耐えた結果が遅刻では、剰りにも割に合わない。

【07:40】東林間駅2番ホーム

 構内アナウンスで、各駅停車相模大野行きが大和を出発した旨の報告あり。このアナウンスで、2番ホーム上の乗客が多数1番ホームに移動。しかし、なおも振替輸送に縋ろうとはせず。既に、心中は完全に遅延証明書ゲット狙い。

【07:50】東林間駅2番ホーム

 漸く上り電車が到着。構内アナウンスでは「大変混雑しています」との事だが、平時の上り急行電車の混雑率にも及ばず。恐らく、大多数の乗客が中央林間で東急田園都市線に流れたものと思われる。
 閉扉前、「恐れ入りますが、次の電車をご利用下さい」との構内アナウンスあり。その「次の電車」が何時着くとも知れないから、みんな無理矢理乗ろうとしているんだろうが。

【07:51】各駅停車相模大野行き車内

 車内アナウンスで、「新宿方面へお急ぎのお客様は、中央林間まで折り返し東急田園都市線をご利用下さい。新宿到着は東急利用の方が早くなります」と頻りに振替輸送を喧伝。しかし、これを聞いてますます通常ルート出勤の意思を固める。座る技術のプロとしては、こんなイレギュラー時に己の腕を試さないなどという逃げはあり得ない。

【07:53】相模大野駅3番ホーム

 相模大野到着。車内中程からダッシュを掛けて行列の3人目に並ぶ。目前には当駅始発と思われる各駅停車新宿行きが停車中だったが、その空席には目もくれず。
 乗客の初動が鈍かった所に、「只今、新宿方面は各駅停車と準急のみの運転です。急行電車は運転を中止しています」との構内アナウンスあり。これを聞いた乗客が一斉に各駅停車に殺到。所々あった空席も直ぐに埋まっていく。しかし、このアナウンスを聞いてもなお行列から動かず。準急があるのであれば、その方が新宿には早く着く。

【07:55】相模大野駅3番ホーム

 行列に鞄を置き、ホームから身を乗り出して小田急相模原方面を眺めると、遠方に前照灯を視認。残念ながら準急電車は始発ではなかったか。
 ……と思っていた所に、思わず耳を疑うような構内アナウンス。
 「今度3番ホームに参ります電車は急行です」
 先程のアナウンスは何だったのか。「舌の根も乾かぬ内に」とはよく言うが、私にとっては「鼓膜の振動も収まらぬ内に」といった感である。これだけの間隔で続行するという事は、先程の各駅停車は鶴川でこの急行に追い越される事になる。アナウンスに釣られて各駅停車に乗った乗客はみんな負け組か。

【07:57】相模大野駅3番ホーム

 運転を中止しているはずの急行新宿行きが到着。車内は平時の混雑と大して変わらず、難なく二軍席をゲット。目の前の乗客を見て、町田での着席を確信。しかし、「最大の隙が現れるのは、勝利を確信した瞬間だ」*1という格言がある為、ここでなお一層気を引き締める。

【08:00】急行新宿行き車内

 町田到着。それほど高度な座る技術を駆使する事もなく、予定調和の着席。これで、新宿までの混乱を悠々と眺める事が出来るが、恐らく直ぐに寝てしまうのだろう。

【08:02】急行新宿行き車内

 町田出発。車内アナウンスで、「相模大野から新宿への所要時間は50分から1時間と予想されます」との遅延予想。このアナウンス通りだと、代々木上原からタクシーで初台に乗り付けて、間に合うか間に合わないかのボーダーライン上。取り敢えず、下北沢到着まで様子見を決め込む。


【08:30】急行新宿行き車内

 この間、睡眠中の為動向不明。


【09:00】急行新宿行き車内

 成城学園前到着。上り電車の遅延はかなり酷いらしく、当初予想の1時間を軽くオーバー。当然ながら遅刻が確定である為、代々木上原からタクシーを利用する案は却下。
 この急行に乗客が集中しているのか、久し振りに乗車率300%くらいかと思しき大混雑。着席している私にも容赦なく乗客が凭れ掛かってくるが、そんな状況でも平気で寝てしまう私は一体何者なのか。

【09:10】急行新宿行き車内

 経堂駅通過線で停止信号による停車。車内アナウンスで、「世田谷代田駅で具合の悪くなったお客様がいた為、現在上り電車が詰まっている状態です」と追加要件あり。これだけの混雑率ともなれば、気分が悪くなる乗客も出てくるか。

【09:20】急行新宿行き車内

 下北沢到着。一気に乗車率が200%を割り込む。迂回しようのないインター区間*2の乗客は、ここで井の頭線に逸走か。

【09:31】新宿駅西口地上改札口

 新宿到着。平時に比べると1時間近く遅れた計算になり、この急行だけでも最低30分は遅延している。果たして遅延証明書は何分遅れと入鋏されているか見てみると、太っ腹の90分。これで、会社には10:30までに出勤すればいい事になる。余裕。

【09:35】新宿駅南口改札口

 京王新線に乗る為、改札内を南口へ移動。すると、こちらの遅延証明書は120分遅延での入鋏。当然、遅延証明書を持ち替えるが、流石に11:00まで時間を潰すのは大変なので、この遅延時間をフルに使う事はないだろう。


【10:21】タイムカード打刻

 会社到着。この45分、どうやって過ごしていたかは、ここでは敢えて語るまい。



 ……というのが、本日の出勤レポートでした。相変わらず、ちょっとしたイレギュラーでダイヤも案内もグダグダになります。ホント、この辺は「一降り10分」*3の時代から何も変わっていませんね。それが、小田急クオリティ。

*1:元ネタはこの辺。

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*2:小田急では、新宿=向ヶ丘遊園をインター区間向ヶ丘遊園以遠をサバー区間と称して、輸送形態を分けています。しかし、サバー区間の発展や複々線化の進展などにより、この区分は余り意味を持たなくなっています。新百合ヶ丘まで複々線化されれば、インター区間とサバー区間との分水嶺は、向ヶ丘遊園から新百合ヶ丘に移転する事でしょう。既に、特急ロマンスカー快速急行の停車駅を見ても、その傾向は見られます。

*3:その昔、小田急には「雨が降ると電車が10分遅延する」と言われた時代がありました。複々線化が始まる前で、登戸も成城学園前もホーム上屋が完備されていなかった頃のお話です。この時に生まれた言葉が、「一降り10分」です。鉄研の連中からは、「また小田急かよ」とよく揶揄されたものでした。