仕事帰り、12月の3連休に計画している九州旅行の航空券前受けを依頼すべく、ＪＴＢ新橋支店へと立ち寄りました。当然ながら、航空券だけではなく宿泊プランも依頼する事になる為、航空券カウンターで直接依頼するのではなく、国内旅行カウンターでエースＪＴＢ宿泊プランと併せて依頼する事にしました。昨日エースの在庫を問い合わせたところ、日程が日程なだけに殆ど在庫が残っていないとの事で、航空券取得の如何に関わらず、旅館だけは仮押さえしてしまった方がよかったからです。
その日、ＪＴＢ新橋支店の国内旅行カウンターはかなり混み合っていました。金曜夜だからという事もあるのでしょうが、8人待ちというのは相当なものです。下手すると30分待ちなんて事もあり得ますが、ＪＴＢはAXESSをタイマーで叩いてくれる*1ので、30分待つ価値は十分にあります。
そして、待ち始めてから15分、一気に客が捌け始めました。私が持っている番号札は188番で、カウンターでは186番の客が呼ばれていました。「もうそろそろ順番が来るかな」などと思っている所、187番の客に呼び出しが掛かりましたが、どうやら不在のようです。担当の店員が一通り声掛けした後、やはり不在であると判断し、188番の呼び出しを行いました。漸く私の番が来たとカウンターに向かいかけたその時です。
「わりぃわりぃ、俺187番なんだけど」
と、私を遮るかのように、不在だと思われていた187番の客がどっかとカウンターに座りました。仕方なく、既にクローズしていた航空券カウンターの方に回って、本日到着したばかりのＪＡＬ国内線時刻表12月号を読みながら、順番を待っていました。
稼働カウンターの多さもあって、先程までは一気に客が流れていたのですが、ここでまた一段落してしまい、暫く待たされました。そして、漸く先客が帰っていき、私が呼ばれると思って身構えていた所、チャイムと共に呼び出しの声掛けがありました。
「番号札189番をお持ちのお客様はいらっしゃいますか？」
そうでした。先程の割り込みにより、私の持っている188番は既に呼び出しされている扱いなのでした。勿論、187番を割り込ませた店員は私の事を認識しているでしょうが、他の店員はそんな読み飛ばしなど知る由もありません。私が割り込もうとした時には、既に189番の客がカウンターに座っていました。
仕方なく、ベンチに戻って順番が空くのを待っていましたが、ここから、客の回転が一気に再開し、190番、191番と次々に後の客が呼ばれていきます。既に時刻が19時を回っているからなのか、どの客も呼ばれたら直ぐにカウンターに着席する態勢が出来ていて、私が「188番なんですけど……」などと割り込む隙はありませんでした。既に座っている客を退かすほど私は強心臓ではありません*2ので、「どうやら私は今日ここで航空券を申し込むべきではないんだな」と思い、85%の諦めと15%のむかっ腹とを胸に、ＪＴＢ新橋支店を後にしました。
そして、目立つように188番の番号を椅子の上に捨て置き、店内から外に出ようとした時、先程187番を割り込ませたカウンターの付近から、188番の客を呼ぶ声が聞こえてきました。私は思わず振り返ってしまい、その店員と目が合ってしまいましたが、私はキッとその店員を強く睨み、そのまま外に出ました。別に、その店員には悪意はなかったんでしょうが、私の中では、その店員は嫌な仕事を押し付ける*3候補の1人になりました。今後、ＪＴＢに「嫌な仕事」を持ち込む機会が何時訪れるとも知れませんが、この店員には精々仕事に励んでもらいましょう。
なお、当該旅行の手配については、結局ＪＡＬの航空券前受けも含めて町田の小田急トラベルに発注しました。今回は、人数や時期の関係もあり、総額で40万円からのデカい案件になってしまいましたが、何だかんだでエースＪＴＢを使う箇所がなくなってしまったので、ＪＴＢ新橋支店で発注しなかったのは正解のようです。あとは、ちゃんと航空券が取れてくれればいいのですが……。
えっ？ 「ＩＩＴなら取れるだろ」って？
クラスＪのＩＩＴはとっくに塞がっているんですorz
*1:通常、旅行代理店でＪＡＬの航空券を依頼した場合、発売日当日の9:30に店員がAXESSを叩いて予約を確保するのですが、ＪＴＢにＪＡＬの航空券を依頼すると、9:30の発売開始と同時に予約を取りに行くバッチ処理をAXESS端末に仕込みます。機械仕掛けなので、当然ながら人力での予約よりも確実なのですが、万が一取れなかった場合のコンティンジェンシープラン確保という面では、どうしても不利になってしまいます。開店前の発売開始なんか機械にやらせるという辺り、良くも悪くもＪＴＢの親方日の丸っぷりが見て取れます。
*2:私が強気に攻められるのは、あくまでも混雑している電車の中だけです。この辺のヘタレっぷりが、いやはや何ともビリー・カーンって感じです。それが、ブロハラクオリティ。
*3:私が押し付ける「嫌な仕事」とは、こんな感じです。
・全レンタカー会社にマニュアル車の在庫を照会させる。
・1週間程度の幅を持たせて、都市や温泉の地区在庫を照会させる。
・店頭パンフレットのない全国エースセレクトの特定地区をＰＤＦで全て出力させる。
嫌がらせに近い膨大かつ単純なルーチンワークだという事は私も自覚しているので、懇意にしている店員になどとても任せられません。
