五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

ATOKの更なる進化

 そんなこんなで、ここからは暫くニュース斬りです(つ´∀`)つ

ジャストシステム、「一太郎2006」、「花子2006」、「ATOK 2006」を2006年2月10日発売

http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20051031/114099/

 今年も一太郎発表のシーズンになったんですね。毎年進化し続ける一太郎及びATOKですが、今回の目玉は何と言っても「話し言葉関東」モードの搭載でしょう。これは即ち、「標準語」とは異なる関東弁の存在認知に他なりませんし、ジャストシステムが「標準語=関東弁」というステレオタイプと訣別したという何よりの証拠です。これは、徳島という一地方に立地するジャストシステムだからこそ出来た事であり、東京という田舎者の寄せ集めに身を置いている人間であれば、こういう客観的な考え方はなかなか出来なかったでしょうし、ましてやそれを製品化しようなどという事は想像だに付かなかった事でしょう。
 私のように、関東の辺縁部で生まれ育った人間にとっては、「関東の常識=日本の常識」という思い上がりが少なからず存在します。確かに、経済的・文化的には東京一極集中というトレンドが明白ですし、それ故に地方に行っても関東の常識はある程度通用します。しかし、それが即ち「日本とは東京である」という理論にならない事は自明であり、そうした考え方を持つ事は日本に対する侮辱に他なりません。
 幸い、私は中高大の10年間で色々と日本を駆けずり回った所為か、こういう関東至上主義の考え方とはある程度距離を置く事が出来ています。しかし、所詮根は関東人ですから、何かにつけて私に内在する関東至上主義が首を擡げてきます。こういう時に、何処まで関東至上主義を圧し殺し、客観的に関東人の自分を見つめる事が出来るかで、地理屋としての私の資質が試されるのでしょう。残念ながら、現時点での私の資質は、言語屋であるジャストシステムにすら遠く及ばないのが現実です。まだまだ修業が足りませんね。