五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

二兎を追う者は一兎をも得ず

 さて、JALがどーんとクラスJ増席を発表した一方で、ANAも負けてはいませんでした。JALよりも一足早く国際線機材の小型化に邁進しているANAグループですが、いよいよその真打ちとも言うべきB737-781が就役です。このB737-781は、間違いなく今後のANAを代表する機材になりますから、特に地方在住者にとっては、どんな機材がやってくるのか気になる所でしょう。
 ANAへの機体を一身に背負うB737-781ですが、何とナローボディ機材ながらも2クラス化にチャレンジしました。海外では一般的であるB737の2クラス運用ですが、国内大手のANAが取り組むとなれば、そのインパクトは大です。同時期に、JALもB737MD-90の2クラス化を開始しますが、そちらはあくまでも国内線。ナローボディ機材の国際線で2クラス運用というのは、本邦初の試みです。
 では、ANAの将来を担う自信作、「Premium Economy Asia」をご覧頂きましょう!

○"Premium Economy Asia" 新登場!
「名古屋=台北線」に、ボーイング737-700投入!

http://www.ana.co.jp/pr/05-1012/05-150.html

 ……えーっと、エコノミークラスですね(;´Д`)
 2クラスどころか、1.5クラスと言うのも憚られる安普請です。「中央座席をテーブルに」って、JRたぬきのE1系じゃないんだからさ。もう少し何か考えようよ、もう少しorz
 一応「Premium Economy」とは名乗っていますが、ニューヨーク線やロンドン線に設置されている「本物」のプレミアムエコノミーとは雲泥の差です。

ANA 国際線サービス | Premium Economy

http://intsvc.aspwb.com/contents/Y/premium.html

 Club ANAといいプレミアムエコノミーといい、「Asia」とさえ付けておけば安普請でも許されるとするANAの考え方ってどうにかなりませんかね。どうせこの機材、将来的には中部よりも関空でよく見掛けるようになるんでしょうが、ANAの伊丹偏重にしろ安普請機材の投入にしろ、ANAは関西人をナメとんのかと怒りたくもなります。まぁ、ドケチ関西人や不逞鮮人・支那人にはこの程度で十分と言われてしまうと、私も思わず納得しそうになりますけどね。いい機材を求めるなら、いい運賃を払ってから。常識と言えば常識です。
 それにしても、見出しの諺をそのまま当て嵌めたくなるような「Premium Economy Asia」なんですが、少しはANAに反省させようというのであれば、JALのB737-846に国際線へ進出してもらうのが一番でしょうね。恐らく、こちらはクラスJが設置されるはずですから、正にプレミアムエコノミーとしての運用向きです。エコノミークラス普通運賃でクラスJに座れるという事であれば、近中距離アジア線なら、ビジネス客を中心にそこそこ利用はありそうですね。出来れば、空席がある時はJGC会員を自動的にアップグレード……ってのは妄想です、はい(;´Д`)