続いて自動車ネタです。
○乗用車の平均使用年数が短縮…9年ぶり
http://response.jp/issue/2005/1114/article76427_1.html
そりゃそうだ、低年式車ユーザーに懲罰課税していれば、自然と使用年数も短くなるものですって。
○自動車税のグリーン化(環境配慮型税制)
http://www.tax.metro.tokyo.jp/car_event/#j_8
結局、自動車税の重課制度ってのは、「13年に1回は自動車を買い換えろ」って言われているようなものであり、自動車の平均寿命が13歳になるように仕向けているも同然なのです。「文化の担い手」としての日本車はクズ以下ですが、「工業製品」としての日本車は今でも世界トップレベルの信頼性を持っています。メンテナンスさえしっかりしていれば、たかが10年や20年使ったくらいで壊れる代物ではありませんし、その程度で壊れてもらっては困るのです。
これは、高速道路の制限速度にも通じる話なのかも知れませんが、なまじ自動車税の「13年縛り」が存在するが故に、自動車メーカーも「13年持ち堪えられればそれでいいや」という程度の品質で自動車を製造してしまう虞があるのです。高速道路の制限速度が100km/hであるが故に、日本車が100km/h超での安全性をお座なりにしてしまっているのと同根です。一応、性能上は180km/hまで出せるのですから、少なくとも180km/hで走行した時の安全性くらいは考えておいて欲しいものです。
環境負荷を云々するのであれば、単に年式の高低のみで税率を変化させるのではなく、乗車定員数や実用燃費などの評価も加えて税率を決定すべきでしょう。「古いクルマ=ダメ」というステレオタイプに填め込むのは、最も愚直な方法であり、自動車メーカーが新車発売で美味しい思いをするだけの話です。まぁ、どうせ低年式車への懲罰課税は自動車業界の意向なんでしょうけどね。私なんか、16年落ちのライトエースワゴンに乗っているんですから、そりゃあ愚痴りたくもなりますよ(つД`)