こんな諺を思い出させるニュースです。
○日本の違法コピー率10ポイント減で、4年間に約2兆8800億円の経済効果
http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/comp/417446
買ってくれたら、の話ですね。それも、バカ高いライセンス料のオフィススイートだの何だのを。まぁ、半強制的にWindowsユーザーにWordやExcelを押し付けておいて、今更何を買わせようってんですかね、笹塚の面々は。まさか、OneNote? 売れないって(;´∀`)
恐らく、日本における違法コピー率の減少は、正規版商用ソフトの使用率上昇ではなく、商用ソフトの代替となるフリーソフトやシェアウェアソフトの普及によって齎される事でしょう。勿論、フリーソフトやシェアウェアソフトの活用による経済効果っていうのもあるんでしょうが、少なくとも合州国のソフトハウスが現在のビジネスモデルで直接儲ける術はありません。MicrosoftもOracleもデータベースソフトを無償配布し始めたんですし、そろそろオフィススイートも無償提供に踏み切っていいんじゃないですかね。
そういう意味で、私はATOKのフリーソフト化を強く希望します。勿論、ATOKシリーズは「お金を払ってでも欲しい」ソフトですから、有償だろうと無償だろうと私は使い続けます。しかし、ATOKというソフトの優秀さ(と言うよりもMS-IMEのバカさ)を広く伝え、ひいては「情報化社会における日本語入力の重要性を広く認識させる」という意味では、ATOKのフリーソフト化は避けては通れないでしょう。何だかんだで、Netscapeも商用ソフトからフリーソフトになったんですし、ジャストシステムがやってやれない事はないと思うんですけどね。