五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

就航記念運賃セカンドインパクト

 本日13:00から、スターフライヤーの就航記念運賃第2期(3月23日から3月31日まで搭乗分)が発売されました。現在、発売開始から3時間が経過しているのですが、余り寄り付きは良くないようです。週末を中心に昼間便はかなり埋まっているものの、例によって早朝・深夜便は空席だらけです。
 今回のポイントは、3月23日から運航を開始するSFJ070便(KKJ 05:30 → HND 06:55)なのですが、土曜日が満席となった以外は見事に○表示です。幾ら1日390円の駐車場を持つ新北九州空港と雖も、早朝5時に空港まで駆け付けようという物好きは余りいないって事ですね。まぁ、ビジネス需要でSFJ070便を使わされる*1ような事があるとすれば、余程近々になってからのスケジューリングなのでしょうから、ここで就航記念運賃が売れる事を期待する方が間違っているのかも知れませんが。
 因みに、就航記念運賃第2期の発売開始と同時に、就航記念運賃第1期(3月16日から3月22日まで搭乗分)の発売が人知れず終了していました。つまり、早朝・深夜便に少なからざる空席を抱えたまま、STAR7やSTAR1での売り上げを期待するという事になってしまったのです。どうせ便全体で見ればガラ空きなんでしょうし、もう少し第1期も就航記念運賃の販売を続ければよかったような気もするんですが、如何なものでしょうかね。
 取り敢えず、乗り合いタクシーの詳細を発表してみれば、早朝・深夜便の利用における地上アクセスの心配もある程度は払拭され、そこそこの売り上げが見込めるような気がします。或いは、使い勝手のいい昼間便についても、羽田空港新北九州空港で乗り合いタクシーを使えるという事であれば、利用航空会社をJALからスターフライヤーに変更する向きが出てくるかも知れません。株主企業以外へのリーチを多面待ちにする為にも、乗り合いタクシーの充実はスターフライヤーにとって必要不可欠となる事でしょう。
 あと、見所が発生するとすれば、ゴールデンウィークにおけるスターフライヤーロードファクターですね。プレスリリースに拠れば、ゴールデンウィーク中はピーク期運賃ではなく通常期運賃が適用される*2為、早朝・深夜便のSTAR7は14,000円で販売される事になるでしょう。こうなった時に、どれだけ首都圏=九州の移動需要を食えるかは、スターフライヤー新北九州空港の将来を占う上で、重要な判断材料になります。尤も、スターフライヤーゴールデンウィーク中のSTAR1/7を全面的にブラックアウトさせるという可能性もゼロではないんですけどね。いやしかし、JALでさえ東京羽田=北九州/福岡の特便割引1/7をブラックアウトさせていないんですから、まさかスターフライヤーが、ねぇ……。

*1:こんなの受け身ですよ、受け身。何の因果があって、朝の5時から仕事で航空機に乗らなきゃいけないんだか。

*2:実は、JALやANAなどにおいても、ゴールデンウィーク中はピーク期運賃ではなく通常期運賃が適用されています。しかし、各種割引運賃や特典航空券が軒並みブラックアウトしてしまう為、利用者にとっては割高なイメージとなってしまうのです。