五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

小田急ロマンスカーの意外なソフトターゲット

 続いて、このニュースです。

○特急ロマンスカー前展望席の使用・発売中止について

小田急、展望席発売を中止/飛び込み自殺、乗客けがで

http://www.shikoku-np.co.jp/news/kyodonews.aspx?id=20060217000461

 対策実施って言われても、故意に飛び込んでくるバカに対策も何もありゃしないと思うんですけどね。強化ガラスやフィルムシートにしても、果たして100km/hでの衝突に耐えきれるかどうかは疑問です。まぁ、世の中には防弾ガラスなんてのもありますし、技術的に絶対不可能って事はないんでしょうが、その分視認性が落ちるような事があっては、とても観光列車の窓には使えません。視認性がよくない展望席用ガラス窓など、角を矯めて牛を殺すというものです。
 あとは、全駅にホームドアを設置すればいいんじゃないかという意見もありますが、以下の理由でやはり有効な対策にはなり得ません。

ホーム以外での事故には無力
踏切や平面区間、或いは沿線のビルからも飛び込みは可能。
一般車と特急車とではドアの位置が大きく異なる
特急車ですら、ドア配置の種類は4つもある。
  1. LSE/HiSE(11両編成)
  2. RSE/JR371系(7両編成)
  3. EXE(4/6/10両編成)
  4. VSE(10両編成)
ホームから列車を視認できなくなる
観光列車なので、(特に子供が)列車と記念撮影できなくなるのは大ダメージ。

 特に重要なのは1番で、列車が外に曝されている限り、絶対に故意の衝突は免れ得ません。かといって、箱根湯本や片瀬江ノ島まで全面地下化というのも非現実的ですし、抑もこれでは展望席の意味そのものがなくなってしまいます。こうなると、根本的な解決策としては、ロマンスカーそのものを廃止するという結論になってしまいます。吉田兼好ではありませんが、「この木なからましかば」という事ですね。
 ……って事は、今回の飛び込み自殺は、ロマンスカーを快く思っていない世田谷区民や朝日新聞の差し金って事? んなアホなと思いつつ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
 取り敢えず、またもこんな事故で有名になった相模原市にorz