五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

岩国市の輿論が米軍艦載機部隊受け入れを拒否

 という事で、本日のトップニュースです。

○岩国住民投票:米部隊受け入れ反対 住民投票、大差で

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060313k0000m040088000c.html

 当たり前です。わざわざ騒音の元を受け入れてやろうなんて奇特な方は、基地利権に与っている向きくらいのものでしょう。大多数の「単純に騒音に悩まされるだけ」の市民にとっては、これ以上の騒音は真っ平御免って事ですね。
 とはいえ、今回の住民投票には何等法的拘束力がありませんから、艦載機部隊の岩国移転は予定通り実行される可能性が高いでしょう。厚木基地の近傍に住む私としては、騒音が軽減されるであろう事自体は嬉しいのですが、その解決方法として「じゃあ岩国に移転させちゃえ」という暴論が罷り通る事は決してよしとしません。こんな盥回しは決して抜本的対策などではなく、移転先に新たな禍根と利権とを生み出すだけです。そういう意味で、移転元である厚木基地周辺の自治体は、みんな大人のコメントをしていますね。

○岩国住民投票:キャンプ座間で反対集会 「連帯」訴え

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060313k0000m040115000c.html

 今回の米軍再編では、同時に米陸軍キャンプ座間の機能強化なんて計画も盛り込まれています。「米軍基地の盥回し」というのは、決して美辞麗句の類などではなく、神奈川県にとっても実感のある話なんですね。まぁ、防衛なんてのは国家の専権事項ですから、最終的には国がきちんとしたロードマップを提示するしかないのでしょう。果たして、防衛庁(或いは内閣府)は、どんな結論を出してくるのでしょうか。今から注目です。



 しかし、そんなに艦載機部隊を移転させたいんなら、どうして「過疎化している地方空港を宛がおう」という意見が出てこないんでしょうかね。特に、最近では騒音の心配が殆どない海上空港なんてのもある事ですし、こういう所にこそ艦載機部隊を移転すべきでしょう。「税金の無駄だ」と言われてきた地方空港にとっても、またとないインフラ活用のチャンスです。
 取り敢えず、私が太鼓判を押して薦めるのはここですね。

  • 今週16日、いよいよオープン!
  • 海上空港だから24時間利用可能、しかも騒音の心配なし!
  • 陸地へは通行料無料の連絡橋でたったの5分!
  • 実際の利用見込みは当初需要予測の6分の1!
  • 岩国基地から70マイル以内で移転も容易!
  • 関門海峡の浚渫土砂で半永久的に拡張可能!
  • 管制圏空港になれば民間機の発着もスムースに!

 新北九州空港、テメエだテメエ( ´゚д゚`)