厚木基地の艦載機部隊移転が揉めている傍らで、こんな話も進んでいました。
○相模補給廠・キャンプ座間、一部返還で合意…米軍再編
○首相、米軍機移転「変更せず」・岩国住民投票で
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060313AT3S1300L13032006.html
岩国市民に対する誠意のある説明が不足していたからこそ、市民輿論の二分を招いたのだという事を、日本政府にはしっかりと認識して欲しいものです。
なお、今回の相模総合補給廠一部返還により、めでたく小田急多摩線のJR相模原駅乗り入れにも目処が立ったのですが、やはりこれも手放しで喜ぶ事は出来ません。相模総合補給廠の一部返還や小田急多摩線の延伸には、まだまだ数多くの懸念事項が残されているからです。私がパッと思い付くだけでも、以下のような懸念事項が挙げられます。
- 相模原市側の懸念事項
- 今回の一部返還だけで相模総合補給廠の返還が打ち止めにならないか?
- 今回の一部返還とバーターで陸上自衛隊の受け入れを呑まされないか?
- 相模総合補給廠が全面返還されたとしても、果たして合併バカの小川勇夫に跡地を活用するオツムはあるのか?
- 小田急側の懸念事項
鉄道を延ばすのも決してタダではないんですから、事業着手に当たっては綿密な計画を立てて欲しいものです。新北九州空港のようなグダグダを相模原市で見せ付けられるのは真っ平御免ですからね。