五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

新種子島空港が移転開港

 新北九州空港ネタだけで終わるのも難なので、時差付きでもう1つの移転開港事例を紹介しておきます(つ´∀`)つ

○新種子島空港:旧空港を8キロ北に移転して開港 鹿児島

○新種子島空港が開港 初ジェット到着/中種子

○新種子島空港開港 ジェット就航へ島民熱い期待

http://www.373news.com/2000picup/2006/03/picup_20060317_1.htm

 これまた現空港の拡張で……とも思ったのですが、現空港の地形図を見ると、拡張するのもそう簡単ではなさそうです。

○地図閲覧サービス(試験公開) 453067 2万5千分1地形図名:大隅野間 [北東]

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=45306755&slidex=400&slidey=2000

 現空港は、高台にある空港の滑走路を盛り土して北に延伸しています。これを更に延伸して、なおかつILSの設置に必要な着陸帯の幅を確保しようとなると、用地造成費だけでかなりの費用になるものと思われます。広島空港や静岡空港の事業費が嵩んでいるのも、この用地造成で大量の土を動かしているのが原因ですから、240億円で新空港が出来るというのであれば、強ち高いとも言い切れないのでしょうね。
 ただ、それならそれで、現空港を拡張した場合と新空港を建設した場合とで事業費を比較した資料が欲しいところですが、果たして鹿児島県はそういう資料を作ったんでしょうか。別に、新空港は何もかもダメだなどと言う気はありませんが、新空港を建設しようとする以上、事業主体にはそれなりの説明責任が求められるというものです。まぁ、新北九州空港は明らかに現空港拡張の方が安上がりでしたけどね。恐らく、現空港を拡張しても連絡橋の建設費でお釣りが来ますよ。



 しかし、東京にいる無責任な外野の意見としては、種子島空港よりも屋久島空港の方を拡張して欲しかったものですけどね。屋久島空港ジェット機が就航できるようになれば、確実に東京から直行便が就航しましたよ。そうすれば、観光客も大幅に増えて……って、屋久島の場合は寧ろ入域制限が必要ですかね(;´∀`)
 とはいえ、種子島も決して観光コンテンツがゼロという事ではないのですから、ここは是非東京や大阪での観光セールスに勤しんで頂きたいものです。流石に屋久島のブランド力に追い付くのは難しいかも知れませんが、せめて奄美大島レベルの認知度になれば、待望のジェット機による本土直行便も就航するかも知れません。取り敢えず、地道にジェット機利用のチャーター便で実績を積み重ねていく事ですかね。それでも埒が明かなければ、政治力で羽田空港に離島枠を設定してもらうしかないのでしょうが。