続いて、何とも情けないニュースです。
○神戸空港の駐機場暴走、四駆で突入の男逮捕
○神戸空港に車突入、駐機場を暴走…28歳男逮捕
○神戸空港で暴走4駆ドリフト走行10分間…危機管理あますぎ
○勝谷誠彦の××な日々。: 外交文書出すなら竹島領有巡る真正文書出してよ。
http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20060409
……って、シカトかよ!( ´゚д゚`)
取り敢えず、今回の問題も結局は何処までリスクヘッジするかの問題に帰結するのでしょう。先日の機長遅刻問題も、空港までの交通機関が八方塞がりになってしまえばどうしようもなかったのと同様、ここでちょっとやそっとフェンスを強化した所で、殺人バンパー*1を装着したメガクルーザーやハマーに特攻されたらそれまでですし、それ以前に海上からロケットランチャーでも打ち込まれたらイチコロです。ゴルゴ13くらいの腕前を持つスナイパーなら、海上から離陸機のノーズギアを狙い撃つ事など朝飯前でしょう。ただ、実際にそんな事をやろうとするバカがいないというだけの話です。
神戸空港は、日本にある空港の中ではかなり批判的な言説に晒されている方です。とはいえ、空港反対派の過激さで言えば成田空港や関西国際空港の方が圧倒的に上ですし、テロをぶちかますなら神戸空港如きを狙うよりも成田空港や嘉手納基地を狙った方が注目度は当然高くなります。その成田空港や嘉手納基地ですら、外部からの火力による航空機への直接攻撃は発生していないのですから、ましてや神戸空港で火力攻撃への防衛力を高めた所で、役不足に陥って空港収支を悪化させるだけに終わるのがオチです。バグダッドでDHLのA300B4-203Fがミサイル攻撃を受けた事を考えれば、まだまだ
○Exclusive DHL A300 Iraq missile incident
http://www.infoeddy.ne.jp/~clipper/skyforum2.htm
今回の場合、たまたま神戸空港のアラートレベルを上回る侵入があり、現状の警備態勢ではその侵入を防ぎきれなかったまでの事です。しかし、機長遅刻問題の時と同様、「異例中の異例なんだから仕方がない」では済まされない話であるのも同じで、神戸市や国土交通省は大いに反省すべきです。取り敢えず、市販車に特攻されたくらいで破れてしまうフェンスは強化した方がいいかも知れませんね。
*1:一応、正式名称は「カンガルーバー」なんだそうです。