最後に、新北九州空港絡みの小ネタをどうぞ(つ´∀`)つ
○高知空路50万人減か 新空港の影響懸念
http://www.kochinews.co.jp/0604/060408evening01.htm
ちょっと考え過ぎじゃない?( ´゚д゚`)
……と、いきなりファイナルロマンスRネタを持ち込む私も如何なものかと思いつつ、見出し自体がこの辺にインスパイヤされてみたりして。
- 作者: 岡田あ〜みん
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で、高知空港の旅客が減少し続けている理由ですが、これは明らかに明石海峡大橋の開通が原因でしょう。元々、高知空港は東京線よりも大阪線の方が便数・輸送実績ともに多かったという珍しい地方空港だったのですが、その大阪線が高速バスとの競合に晒されてジリ貧に陥ったというだけの話です。高知空港が過去最多の利用実績を叩き出したのが、明石海峡大橋開通の前年である1997年というのが、何よりも分かり易く高知空港の大阪依存体質を顕しています。その大阪線は、何故か高知県以外では全然報道されないA-netの運航トラブルで自爆傾向にあり、遂に6月からはジェット機による関空便での救済が始まるという為体です。
しかし、東京線や沖縄線については、これといった心配要素はなく、暫くは現状推移していくという見方でよいでしょう。高知県関係者が杞憂している神戸空港や新北九州空港にしても、高知=東京線に悪影響を及ぼす危険性はごく僅かです。抑も、JALにしてもANAにしても、東京=神戸線は1日2往復しか運航していない上、ANAの1往復は発着枠のカウント外となる深夜・早朝枠での就航です。東京=北九州に至っては、JALが5月から早々に減便する有様ですから、心配の対象にすらなり得ないでしょう。スターフライヤーやスカイマークは、抑も高知空港には就航していないのですから、何等影響が発生し得ないのは言うまでもありません。
強いて心配するのであれば、毎日運航ではないJTA沖縄線ですが、北九州=沖縄線は新北九州空港でのナイトステイを前提としたダイヤですし、神戸=沖縄線はJTAではなくJALの運航ですから、直接的にJTA沖縄線が被害を受ける危険性はありません。まぁ、高知アウトバウンドに不便な時間帯で就航している現状そのものも考え物と言えば考え物で、出来れば岡山空港や小松空港のように高知午前発/夕方着のダイヤにしてくれた方が、安定してロードファクターを稼ぎ出せる事でしょう。その為には、JALグループにB737シリーズの頭数を充実させてもらう必要があるのですが、今年度からB737-846のデリバリーが始まるとの事ですので、少しは沖縄線のナイトステイにも期待が持てるというものです。或いは、岡山空港と同様、羽田発朝便や羽田着夜便と組み合わせてくれれば、東京=高知線の利便性も向上して一石二鳥だったりします。とはいえ、沖縄線の利便性向上は高知空港よりも松山空港の方が優先される可能性が大だったりしますけどね。