五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

米軍が九州・瀬戸内にNLP施設を要望

 何やら面白い事になってきました。

硫黄島から夜間離着陸訓練移設へ、米側は「九州・瀬戸内に」

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06041702.htm

 このニュースを信じれば、我々相模原市民は2009年度にも米海軍艦載機部隊の騒音から解放される事になります。出来れば、それと同時に厚木基地の共用化も実現して欲しいものなのですが、期を同じくして羽田空港再拡張や成田空港暫定滑走路延伸も完成してしまう為、スターフライヤーギャラクシーエアラインズを含む既存航空会社はやってきてくれないでしょうね。残念ながら、「厚木空港」なんて妄想は絵に描いた餅に終わりそうです。
 で、肝心の移転先なのですが、日本政府の提示した要件は以下の通りです。

  1. 岩国から遠くない
  2. 無人島や、住宅が近くにない場所

 どう見ても新北九州空港です。
 本当にありがとうございました。



 このニュース、見方を変えれば新北九州空港に対する最後通告であると言えるでしょう。需要予測詐欺の新北九州空港に艦載機部隊を引き取らせろなどというのは、田中康夫のお墨付きでもある意見なのですが、今回の政府発表は、こうした考え方を国として追認したものであると考えられます。輿論感情として、「市街地のど真ん中にある米軍基地で訓練するくらいなら、無駄に造ってしまった地方空港で訓練を実施すべき」とするのは至極当然ですし、それが地方空港におけるケジメの付け方というものです。投資してしまった税金が還ってこない以上、それを最大限に活用するのが行政の責任というものですし、直接的な経済効果を生み出さないのであれば、その活用方法がNIMBY施設の誘致になるのもやむを得ないでしょう。北九州市民にとってはいい迷惑でしょうが、恨むんだったら何処かの電球ハゲを恨んで下さい。
 取り敢えず、2009年度を目処に候補地を決定するという事ですから、2007年度における新北九州空港の需要予測である年間283万人を達成できるか否かが、新北九州空港が恒常的訓練施設になるか否かを大きく左右する事になるでしょう。もし、ここでまともな数字を出せないようであれば、福岡県や北九州市は甘んじて艦載機部隊を受け入れるべきです。NLPを受け入れるという事になれば、当然にして自前での管制や24時間運用という悲願も達成される事になります。要は、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」って事ですね。あとは、それだけの肚が麻生渡や末吉興一にあるかどうかの問題です。