五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

神戸空港のご祝儀相場も一段落

 という事で、沖縄滞在中に消化できなかったニュースを一気に放出します(つ´∀`)つ

神戸空港の乗客 「特需」去りじわり下降

神戸空港、開港特需落ち着きも──4月搭乗率61%、羽田便は好調

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/33120.html

 えー、共同通信社は人が悪すぎます。

 神戸空港は16日、開港から3カ月。4月末までの総利用者数は約57万人、平均搭乗率は68.0%だった。3月16日に開港した新北九州空港の4月末までの搭乗率59.9%に比べ健闘は目立つが、当初の80%近い搭乗率に比べ勢いがない。開港効果もやや息切れ気味だ。

 新北九州空港m9(^Д^)プギャー!!
 こんな所でもキッチリと新北九州空港を腐すだなんて、私の毒電波が共同通信の記者に届いたんでしょうかね(;´∀`)



 で、この61%という4月の数字なのですが、神戸空港にしては立派な数字でしょう。というのも、神戸空港は関西3空港の1つとして応分の地方路線を負担しているが故、仙台線や新潟線、或いは熊本線といったルーラル線など、決してロードファクターの望めない路線も数多く就航しているからです。実際、東京羽田・札幌千歳・沖縄那覇の3路線に限ってみれば、JALANAもそこそこの搭乗率を稼ぎ出しています。羽田線だけを運航しているスカイマークの搭乗率が相変わらず好調であるという事1つを取っても、如何に地方路線が神戸空港の業績を押し下げているかがよく分かるというものです。まぁ、地方路線を分担しているからこそ、札幌→大阪のANA初便が神戸行きになるなどといった棚牡丹にも与れるんですけどね。
 そう考えてみると、新北九州空港の59.9%という数字は、本格的に問題であると言わざるを得ません。何せ、ご祝儀相場を含めてもなお搭乗率が神戸空港の4月単月にすら及ばないというのですから、如何に新北九州空港の需要が少ないかがよく分かろうというものです。しかも、数多くの地方路線を抱え、近隣空港や新幹線との激しい競合に晒されている神戸空港とは異なり、新北九州空港は便数も座席提供数も殆どが羽田線であり、その他も名古屋・那覇・上海と手堅く需要が見込める路線のみなのですから、なおさらこの59.9%という数字は深刻であるというべきなのです。まぁ、これが需要予測詐欺のオチって事なんでしょうけどね。