五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

【未確認情報】J-AIRが名古屋小牧=北九州線を減便か?

 本日のネタは最新の未確認情報です。

○あくまでも噂なんだから

ニュースソースなんかあるはずもなく(;´Д`)

 何でも、11月以降、J-AIRが名古屋小牧=北九州線を現行の3往復/日から1往復/日に減便するとの事で、各所で類似の噂が飛び交っています。私が現時点で確認した噂は、景気のいい順に

  1. 減便ではなく増便(3往復/日→4往復/日)
  2. 2往復/日に減便(-1往復/日)
  3. 1往復/日に減便(-2往復/日)
  4. 完全撤退(3往復/日→0往復/日)

 という4種類です。今月中には11月搭乗分の特便割引1/7/28が国土交通省に運賃申請されますから、その一覧表を見ればどれが正解なのかは一目瞭然です。しかし、6月度搭乗率が43.9%と、名古屋小牧発着路線でも低位に位置している北九州線に何等かの梃子入れが実施される事は、どうやら間違いないようです。
 そこで、上記4つの噂の内、どれが本当なのか、いつもの競馬方式で予想を立ててみました(つ´∀`)つ


◎本命:1往復/日に減便

 この説が、現時点で最も支持者が多く、J-AIRとしても実行に移しやすいでしょう。既に、朝日新聞経済面やNHKラジオでは1往復/日に減便されるという報道がなされたという(これまた)未確認情報があり、一部ではこの説に当確まで出されている始末です。私も、現時点ではこの説を本命として推しておきます。
 但し、1往復/日に減便するという事は、ほぼ自動的に将来の全面撤退を決定する事でもあります。というのも、たったの1往復/日では、主たる顧客であるビジネス需要を満たす事など到底適わないからです。CRJ200を北九州空港にナイトステイさせるという事は先ずないでしょうし、J-AIRが北九州から更に他路線を開設する可能性はハッキリ言ってゼロです。となると、現在の3往復の内、何れか1往復のダイヤのみをそのまま温存する形での減便になる可能性が最も高いのですが、こんなダイヤではとてもビジネスには使えませんし、観光で使うにしても現地滞在時間が非常に不自由になります。結局、減便による利便性低下が更に搭乗率の低下を呼び起こすという悪循環に陥り、来年4月には全面撤退せざるを得ない状況に追い込まれる事でしょう。まぁ、それがJ-AIRの本目的なのかも知れませんけどね。


○対抗:完全撤退

 私が最初に聞いた噂はこれです。3往復ともバッサリと切ってしまい、J-AIRが北九州から引き払ってしまうというものです。まぁ、1往復だけ女々しく残すくらいなら、この方が分かり易いといえば分かり易いでしょう。
 とはいえ、私が今一つこの説を信用しきれないのは、路線そのものの廃止となると、福岡県や北九州市が黙ってはいないはずだからです。もし、本当に名古屋小牧線が廃止となるのであれば、路線としても航空会社としても新北九州空港サバイバルレースの脱落者第1号という事になります。開港から半年も経たない内に運休話が出てきては、流石に新北九州空港への批判が再燃してしまいます。国土交通省としても、新空港からの早々の撤退には余りいい顔をしない事でしょうし、場合によっては2009年度の羽田再拡張時におけるJALの発着枠配分にまで悪影響を及ぼしかねません。空港にとっても航空会社にとっても、いきなりの運休や廃止は余りスマートな選択肢ではないのです。
 唯一、このネガティブイメージを覆い隠して正面突破するチャンスがあるとすれば、それは2016年オリンピック招致活動における福岡市の落選です。現時点での報道では、国内レースで「東京都優位」の見方が大勢を占めていて、恐らく8/30の投票でも東京都が当選するものと思われます。当然ながら、在福メディアは一斉にこの「福岡落選」を報じる事でしょうから、その瞬間だけは他のニュースへのマークが等閑になります。この隙にJ-AIRの撤退話を清算してしまえば、新北九州空港に対するネガティブイメージの増幅なしにJ-AIRを逃がしてしまう事が可能になります。その一点中央突破を狙っているのであれば、やはり麻生渡や末吉興一はなかなかの曲者であるというべきでしょう。


▲穴:減便ではなく増便

 この期に及んで、余り増便する必然性はないのですが、以前から噂されている説なので、ここは穴という事にしておきます。それに、必然性云々を言い出すのであれば、抑もJ-AIRが北九州に参入した事自体必然性ゼロですからね。一応、「あり得ないとは言い切れないな」のレベルって事で。
 しかし、J-AIR保有機材はCRJ200の1種類しかないのですから、増便即ち提供座席数増という事になり、他路線にあるような「機材のダウンサイジングと同時進行の増便」という事は出来ません。唯でさえJACからの福岡=高知線移譲で機材の頭数が足りなくなるというのに、敢えて搭乗率が低迷している路線を増便するなど、ハッキリ言って自殺行為です。ましてや、名古屋線の大口顧客たるトヨタスターフライヤー支持に回ったのですから、今後の成長の目すら費えてしまっているのです。

トヨタ九州、スターフライヤー社に7500万出資へ

http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06061511.cfm

 まぁ、減便とは逆方向の搭乗率低迷マッチポンプと解釈できない事もありませんが、そんな散在が許されるほどJALの台所事情はよろしくないと思うんですけどね。


×大穴:2往復/日に減便

 これは、最も可能性が低いでしょう。噂の数も他の3説に比べて明らかに少ないですし、減便されるであろう昼間便の時間帯にCRJ200をどう活用するのかが説明できません。恐らく、「1往復に減便」を「1往復減便」と聞き間違えただけではないのかなぁと思うのですが、真相は闇の中です。



 まぁ、どの説が本当なのかは知る由もありませんが、取り敢えずJ-AIRには三十六計逃げるに如かずという言葉を進呈しておきます。名古屋=北九州ほどのパイで新幹線にガチバトルを仕掛けられたら、勝てる道理もありませんって(;´Д`)